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華潤創業、事業売却と特別配当を計画
2015.04.21 10:53
華潤創業（00291.HK）は21日、同社が保有するビール関連以外の事業資産を華潤（集団）有限公司（華潤集団）に280億HKドルで売却すると発表した。この売却と減資を実施した後、華潤創業は1株につき11.50HKドルの特別配当を実施する方針。また、華潤集団は子会社を通じ、華潤創業の一部の株式を対象とした公開買付（パーシャル・オファー）も実施する計画。パーシャル・オファーの提示価格は1株あたり12.70HKドルという。
売却する予定の事業資産は、2014年末の総資産が1235億9400万HKドル、純資産が298億100万HKドル。2014年12月本決算の売上高が1344億8800万HKドル、税引き後損失が11億9100万HKドル。今回の売却で約68億HKドルの税引き前損失が発生する見込み。華潤創業は売却の完了後、世界屈指の販売量を誇るビール事業に専念する。
今回の売却で得た現金と減資で捻出した配当可能利益を使い、株主還元を目的とした特別配当を実施する。また、パーシャル・オファーは2億4213万6536株（発行済み株数の10％）を対象とするもので、今後のビール事業に対する華潤集団の自信を示すものになるという。
特別配当とパーシャル・オファーの提示価格を合計した金額は2015年4月2日の終値15.20HKドルを約59.2％上回る水準となる。
今回の情報開示のため、同社株は2015年4月8日に売買停止となったが、2015年4月21日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/04/21)
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