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【4月17日の中国本土市場】
2015.04.17 17:53
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比2.20％高の4287.29ポイント、A株指数は2.21％高の4492.07ポイントと、大幅に続伸。B株指数は12日ぶりに反落し、1.23％安の392.70ポイント。深セン市場はA株指数が続伸し、0.48％高の2233.77ポイント。B株指数は小反落し、0.36％安の1339.63ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約26％増加し、概算で1兆5042億元。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は18億300万元の買い越しとなり、消化率は14％だった。
経済成長率の鈍化を受けて金融緩和や景気刺激策への期待が続き、上海総合指数は始値で4200ポイントを回復。その後も堅調に推移し、後場では一時4300ポイントを抜く場面もあった。取引終了間際に上げ幅をやや縮め、終値を4300ポイントに乗せることはできなかったが、2008年3月7日以来、約7年1カ月ぶりの4200ポイント回復となった。両市場合計の売買代金は歴代2位。うち上海市場は過去最高を更新した。
上海A株市場では、いずれも約3週ぶりに売買を再開した北京北辰実業'A'（601588.SS）と復星医薬'A'（600196.SS）が、そろってストップ高。売買停止中の上昇相場を一気に織り込んだほか、A株増資による財務体質の強化が好感された。鉄道関連株が買われ、中国南車'A'（601766.SS）と中国北車'A'（601299.SS）、中国中鉄'A'（601390.SS）、中国鉄建'A'（601186.SS）がストップ高。今年上期も鉄道や高速道路など交通関連の固定資産投資が8％前後の成長を維持すると見通しを政府関係者が明らかにし、これが追い風となった。昨日に続いて原発関連株が買われ、東方電気'A'（600875.SS）、上海電気'A'（601727.SS）、第一重型（601106.SS）がストップ高だった。このほかでは石炭株や造船株の一角が大幅高だった。
上海B株市場は昨日まで11日続伸していただけに、本日は利益確定売りに押され、7割半の銘柄が下落。このところ急伸していた銘柄の下げがきつかった。深センB株市場は全体の7割の銘柄が値下がりした。昨日に続いて酒造株が堅調で、安徽古井貢酒（200596.SZ）が2.90％高、張裕葡萄酒（200869.SZ）が0.11％高だった。（中国部・千原）
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