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EDSウェルネス、本土の実業家が筆頭株主に
2015.04.16 11:24
EDSウェルネス(08176.HK)は16日、航空機の機内設備製造などを手がける中国本土の実業家に向け、3億7500万株に上る新株(現在の発行済み株数の約501.32%)を発行すると発表した。新株のうち、3億4500万株が普通株(約461.21%)、3000万株が優先株(約40.11%)。調達資金は諸費用を除いて約1億3500万HKドルに上り、航空機内の無線LANや「Wi-Fi」エンジニアリングの事業に充てるという。
新株の割当先は、広東省深セン市で機内設備メーカーを経営する蔡朝陽氏など。EDSウェルネスは蔡氏の会社から、「機内Wi-Fi」の設備などを購入する計画。
新株の発行価格0.40HKドルは、2015年2月16日の終値6.20HKドルを約93.55%下回る。
今回の新株発行により、EDSウェルネスの筆頭株主は、永恒策略(00764.HK)から蔡氏に交代する見込み。蔡氏は未保有のEDSウェルネスの株式に対し、マンダトリー・オファー(義務的公開買付)を実施することになる。提示価格は4.07HKドルで、2015年2月26日の終値6.20HKドルを約34.35%下回る。蔡氏はEDSウェルネスの上場を継続する方針を示している。
なお、永恒策略のEDSウェルネスに対する持ち株比率は、現在の約70.18%から約11.67%に低下するが、これは「みなし売却」となる。今回の新株発行については、EDSウェルネスと永恒策略の株主総会の承認が必要。
今回の情報開示のため、EDSウェルネスの株式は2015年2月16日15時45分(日本時間)に売買停止となったが、2015年4月16日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/04/16)
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