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【4月15日の中国本土市場】
2015.04.15 17:31
上海市場は上海総合指数が前日比1.24%安の4084.16ポイント、A株指数は1.24%安の4278.58ポイントと、4日ぶりに反落した。B株指数は10日続伸し、0.57%高の390.46ポイント。深セン市場はいずれも続落し、A株指数が3.69%安の2197.55ポイント、B株指数が0.01%安の1319.24ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約7%減少し、概算で1兆3313億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は11億4800万元の買い越しとなり、消化率は9%に上昇した。
朝方の上海総合指数は、1-3月期の国内総生産(GDP)成長率の発表を控え、前日終値を挟んで一進一退。発表されたGDP成長率は市場予想と同じ7%で、四半期のものとしては6年ぶりの低水準だった。これを受けて4100ポイントを割り込み、前場を終了した。後場は景気対策を期待した買いが入り、中盤で上げに転じたが、取引終了間際に再び売られ、終値は3日ぶりに4100ポイントを下回った。両市場いずれも下落銘柄が全体の7割あまりに上った。
上海A株市場では、引き続き鉄道関連株が買われ、中国南車'A'(601766.SS)と中国北車'A'(601299.SS)がそろってストップ高。昨日に約半月ぶりに売買を再開した海南航空'A'(600221.SS)は、2日連続のストップ高となった。経済成長の鈍化を受け、預金準備率の引き下げ観測が強まり、華夏銀行(600015.SS)がストップ高だったほか、北京銀行(601169.SS)が4.48%高など、中小銀行株の一角が堅調。出遅れ感が鮮明な高速道路株も買われ、福建発展高速公路(600033.SS)、中原高速公路(600020.SS)がストップ高だった。一方、昨日は堅調だった電力株が売られ、浙江浙能電力(600023.SS)が6.31%安、桂冠電力(600236.SS)が5.82%安、明星電力(600101.SS)が5.28%高。15年1-3月期の発電量が前年同期比で落ち込んだことが嫌気され、利益確定売りに押された。
上海B株市場は上昇銘柄が全体の6割半に上った。海南航空(900945.SS)が2日連続のストップ高だったほか、資産再編が進んでいる上海オートメーション器具(900928.SS)が9.75%高。一方、昨日の下落率2位だった内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が続落し、本日は同1位の5.08%安。大型株だけに上海B株指数の重荷となった。深センB株市場は6割の銘柄が上昇したものの、大型株が重荷となり、深センB株指数はわずかに下落した。(中国部・千原)
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