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【4月14日の中国本土市場】
2015.04.14 17:25
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が0.33％高の4135.56ポイント、A株指数が0.32％高の4332.71ポイントと、小幅に3日続伸。B株指数は9日続伸し、2.66％高の388.24ポイント。深セン市場はA株指数が3日ぶりに小反落し、0.25％安の2281.91ポイント。B株指数は4日ぶりに大幅反落し、2.71％安の1319.41ポイントだった。両市場の売買代金は前日とほぼ同水準の1兆4295億元だった。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は6億1600万元の買い越しにとどまり、消化率は5％に低下した。
1－3月期の国内総生産（GDP）成長率の発表を控え、上海市場は様子見ムードが強かった。上海総合指数は方向感を欠き、前日終値を挟んで一進一退。節目の4100ポイントを割る場面もあったが、かろうじて小幅高で引けた。上海市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗した。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄を中心に売られ、下落銘柄の方が300銘柄ほど多かった。
上海A株市場では電力株の上昇が目立ち、国電電力発展（600795.SS）、三峡水利電力（600116.SS）、上海電力（600021.SS）、華電国際電力'A'（600027.SS）がストップ高。金融緩和による資金調達コストの低下や電力体制改革への期待などが背景にあるもようだ。中国と韓国の自由貿易協定（FTA）をめぐる交渉が近く行われることから、関連銘柄が堅調。錦州港務'A'（600190.SS）、営口ポート（600317.SS）がストップ高だった。海南航空'A'（600221.SS）はA株の第三者割当増資の計画を発表し、約半月ぶりに売買を再開したが、ストップ高で引けた。また、昨日に続いて鉄道関連株が買われ、中国南車'A'（601766.SS）、中国北車'A'（601299.SS）、中国中鉄'A'（601390.SS）、中国鉄建'A'（601186.SS）がストップ高だった。
上海B株市場は引き続き幅広い銘柄が買われ、上昇銘柄は全体の8割あまりに上った。資産再編に進展があった上海オートメーション器具（900928.SS）とA株の第三者割当増資を発表した海南航空（900945.SS）がストップ高。一方、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が下落率2位の3.59％安となり、上海B株指数の重荷となった。1－3月期も全国の石炭販売量と生産量が減少したことが嫌気された。深センB株市場は利益確定売りに押され、6割の銘柄が下落した。（中国部・千原）
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