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【4月2日の中国本土市場】
2015.04.02 17:57
主要指数はそろって上昇。上海市場はいずれも続伸し、上海総合指数が前日比0.40％高の3825.78ポイント、A株指数が0.40％高の4010.04ポイント、B株指数が0.50％高の312.86ポイント。深セン市場はA株指数が5日続伸し、1.87％高の2137.31ポイント。B株指数は小幅に続伸し、0.01％高の1167.53ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約10％増加し、概算で1兆2151億元だった。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は連休を控えて中止となっている。
上海総合指数は小高く寄り付いたが、高値警戒感から、前日終値と3800ポイントの大台を挟んで一進一退。小幅高で引けた。時価総額の大きな金融株が総じて軟調だったものの、経済政策を手がかりに、上海市場の上昇銘柄は全体の7割近くに上った。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄を中心に7割の銘柄が上昇した。商いは引き続き活況で、売買代金は再び1兆2000億元を超えた。
昨日の国務院常務会議で電子商取引（Eコマース）の発展を加速する政策が確定し、関連銘柄が大幅高。宏図ハイテク（600122.SS）、東方グループ（600811.SS）などがストップ高だった。「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」（一帯一路）構想を材料に、新疆ウイグル自治区関連の新疆城建（600545.SS）もストップ高。旭光電子（600353.SS）は14年12月本決算が減益だったものの、株式分割（無償交付）を実施すると発表し、ストップ高となった。また、水質汚染防止計画「水汚染防治行動計画」（水十条）が近く発表されるほか、土壌汚染防止の政策も年内に策定されると当局者が発言し、省エネルギー・環境保護の関連銘柄が堅調。双良節能システム（600481.SS）がストップ高だった。
上海B株市場は6割あまりの銘柄が上昇した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が1.94％高と反発し、上海B株指数の上昇に寄与した。深センB株市場も6割の銘柄が上昇したが、大型株の江鈴自動車（200550.SZ）が1.56％安となり、深センB株指数の重荷となった。（中国部・千原）
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