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【3月31日の中国本土市場】

2015.03.31 17:35

 主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比1.02%安の3747.89ポイント、A株指数が1.02%安の3928.24ポイントと、4日ぶりに反落。B株指数は3日ぶりに反落し、0.58%安の310.62ポイント。深セン市場はA株指数が3日続伸し、0.53%高の2048.42ポイント。B株指数は5日ぶりに小反落し、0.08%安の1158.64ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約6%増加し、概算で1兆2750億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は昨日に続いて売り越しとなり、売り越し額は12億7300万元に増加した。

 昨日流れた住宅ローン規制の緩和をめぐる憶測が的中。中国人民銀行(中央銀行)が2軒目の住宅購入について頭金比率を縮小すると発表し、財政部も住宅売却にともなう営業税の免税条件を緩和した。これを好感し、上海総合指数は始値で3800ポイントを回復。その後は大台を挟んで一進一退となった。だが、後場の中盤で売りが膨らみ、3750ポイント付近に下落。本日の安値圏で引けた。上海市場は主力銘柄を中心に売られ、全体の6割の銘柄が下落した。深セン市場は昨日軟調だった「創業板」の銘柄が反発し、上昇銘柄の方が多かった。

 昨日は大幅高だった不動産株が利益確定売りに押された。格力地産(600185.SS)が5.01%安、保利房地産(600048.SS)が3.03%安。銀行株も軒並み安。中国建設銀行'A'(601939.SS)の関係者が不良債権増加の警戒感を示したほか、利下げが進めば利ザヤが縮小することへの懸念を明らかにしたことなどが嫌気されたもようだ。

 一方、「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)が引き続き材料視され、青松建材化工(600425.SS)が昨日に続いてストップ高。新疆ウイグル自治区関連の新疆城建(600545.SS)もストップ高だった。京津冀地区(北京、天津、河北省)の一体的発展に関連した銘柄も買われ、唐山港(601000.SS)が7.84%高。この構想をめぐる視察団の動きが材料視された。青島ハイアール(600690.SS)は好決算を手がかりに5.55%高だった。

 上海B株市場の下落銘柄は7割に上った。深センB株市場は6割あまりの銘柄が下落した。(中国部・千原)

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