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【3月26日の中国本土市場】
2015.03.26 17:45
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.58%高の3682.09ポイント、A株指数が0.58%高の3859.13ポイントと、小幅に反発した。一方のB株指数は僅差で続落し、0.01%安の308.49ポイント。深セン市場はA株指数が1.52%安の2002.11ポイントと、10営業日ぶりに下落した。対照的にB株指数は0.19%高の1143.72ポイントと、小幅に続伸。両市場の売買代金は前日比で約5%減少し、概算で1兆1805億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は再び売りが上回り、売り越し額は9億1700万元に達した。
本土市場は昨日に続いて利益確定売りに押された。引き続き足元の相場の過熱感が意識された。証券当局が相場操縦の疑いで全通教育(300359.SZ)を調査したとの報道が伝わり、当局の引き締め強化への警戒感が売りを加速。特に創業板上場の成長株が調整し、深セン市場では約6割の銘柄が下落した。また、上海市場も約半分が調整。ITセクターが全般的に反落し、信雅達システム(600571.SS)が9.96%安、上海宝信ソフト'A'(600845.SS)が7.56%安となった。自動車関連株もさえず、好決算を発表した一汽富維汽車(600742.SS)は好材料出尽くしからストップ安に沈んだ。足元で買われてきたインフラ建設株も調整し、中国鉄建'A'(601186.SS)が5.17%安、中国中鉄'A'(601390.SS)が3.54%安。
一方で、上海総合指数は底堅く推移。ザラ場では3700ポイントを抜く場面もあり、終値も小幅ながらもプラスに乗せた。造船大手同士の合併観測が流れ、船舶重工(601989.SS)、広州広船国際'A'(600685.SS)、中国船舶(600150.SS)など造船株がストップ高。博鰲(ボアオ)アジアフォーラムの開幕を受け、海洋石油工程(600583.SS)がストップ高など海洋経済のテーマ株が物色された。また、中国石油天然気'A'(601857.SS)が5.82%高など、大型石油株が急伸。中東情勢の不安定化を受け、原油相場反発の思惑買いが入った。
B株市場も値下がり銘柄の方が多かった。上海B株では上海宝信ソフト(900926.SS)がA株に連れ安となり、下落率2位の3.70%安。商社の上海物資貿易(900927.SS)は監査法人が継続企業の前提(ゴーイングコンサーン)に重大な疑義を呈していることから、2.97%安で引けた。一方で双銭(900909.SS)は引き続き大型再編が手がかりとなり、連日のストップ高。指数の下げ幅を縮めた。深センB株では仏山照明(200541.SZ)が出資企業の裏口上場に進展があり、7.74%高。また、安徽古井貢酒(200596.SZ)が2.74%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が2.25%高と両酒造株が堅調で、これらの銘柄が指数の上昇に寄与した。(中国部・畦田)
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