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【3月20日の香港市場】
2015.03.20 18:21
主要指数はハンセン指数が前日比0.38%安の2万4375.24ポイントと、小幅ながらも3日ぶりに反落。レッドチップ指数は5日ぶりに下落し、0.31%安の4457.15ポイントだった。一方でH株指数は0.28%高の1万2156.40ポイントと、7日連続で上昇した。メインボードの売買代金は前日比で約13%増加。概算で1161億2000万HKドルに達し、2日連続で1000億HKドル台の大商いとなった。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は2億7100万元の買い越しだった。
当面の好悪材料の出尽くし感から、前日の米国株市場では利益確定の圧力が強まり、ダウ平均が反落。香港市場でも前日にハンセン指数が2万4500ポイントをザラ場で付けたことで一定程度の達成感が広がっており、本日の主要指数は概ね弱含んだ。本日も上場企業による14年12月本決算の発表が相次ぎ、売り買いが交錯。全般的に方向感が定まらないなか、ハンセンとレッドチップの両指数は小安く引けた。一方でA・H重複上場株が下支えとなり、H株指数は小幅ながらもプラス圏で引けた。
大手の平安保険(02318.HK)が大幅増益の本決算を発表。さらに株式分割(無償交付)の実施も好感され、4.06%高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となった。これを受け、好業績・高配当期待の買いがほかの保険株に入り、中国太平(00966.HK)が5.22%高、新華人寿保険(01336.HK)が2.65%高、中国人寿保険(02628.HK)が0.45%高。A株市場の大商いを受け、中国銀河証券(06881.HK)が6.21%高、中信証券(06030.HK)が4.20%高と、大手証券株が値上がりした。
業績を織り込む買いは医療関連株でもみられ、山東威高集団医用高分子製品(01066.HK)は昨年の業績回復を手がかりに7.79%高。このほか、2軒目購入を目的とした住宅ローンの頭金比率引き下げの観測が浮上。これを受け、本土系不動産株も概ね堅調だった。最大手の万科企業(02202.HK)は2.29%高。
一方で大手商社の利豊(00494.HK)が急落し、7.59%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。大幅減益・減配の決算発表がろうばい売りを誘った。通信大手の中国移動(00941.HK)は引き続き低調な決算内容が嫌気されて1.74%安。SNS最大手のテンセント(00700.HK)は好決算で急騰した前日の反動から1.65%安に沈むなど、一部の主力銘柄がハンセン、レッドチップの両指数の足を引っ張った。首長宝佳(00103.HK)が赤字拡大見通しを受けて1.85%安となるなど、業績不振の銘柄が概ねさえない。(中国部・畦田)
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