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【3月17日の中国本土市場】
2015.03.17 18:03
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比1.55％高の3502.84ポイント、A株指数が1.56％高の3670.91ポイントと、5日続伸した。B株指数は8日ぶりに反落し、0.76％安の301.97ポイント。深セン市場はA株指数が3日続伸し、1.23％高の1863.03ポイント。B株は小幅に8日続伸し、0.20％高の1123.58ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約22％増加し、概算で1兆990億元だった。「滬股通」（香港経由の上海A株投資）は23億2400万元の買い越しとなり、消化率は18％に上昇した。
全国人民代表大会（全人代）が閉幕し、景気対策や成長戦略に対する期待感が高まっていることを背景に、上海総合指数は高く寄り付き、上げ幅を拡大。後場で3500ポイントを抜いたところで利益確定売りに押されたが、売りが一巡すると、終盤にかけて再び上げ幅を拡大。本日の高値付近で引け、約6年10カ月ぶりに終値で3500ポイントを回復した。両市場合計の売買代金は約3カ月ぶりに1兆元を超えた。
上海市場は6割半の銘柄が上昇。主力の石油株、銀行株が堅調。売買代金の増加を好感し、証券株が軒並み高だった。そのほかでは航空株が幅広く買われ、海南航空'A'（600221.SS）、中国国際航空'A'（601111.SS）、中国東方航空'A'（600115.SS）、中国南方航空'A'（600029.SS）がストップ高。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が売られ、上昇銘柄は5割半にとどまった。中国中鉄'A'（601390.SS）と中国鉄建'A'（601186.SS）は、両社の合併を政府が検討していると伝わり、それぞれが5.95％高、5.33％高。ミャンマーとの国境付近で軍事的緊張が高まっており、軍需株も堅調だった。
上海B株市場は6割近くの銘柄が下落した。下落率1位は上海機電（900925.SS）の5.29％安。14年12月本決算が9.11％減益だったことが嫌気された。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が2.77％安となり、上海B株指数の重荷となった。一方、海南航空（900945.SS）はA株に連れ高し、上昇率1位の5.89％高。昨日の上昇率1位だった上海鼎立科技（900907.SS）は続伸し、本日は同2位の3.21％高だった。深セン市場も下落銘柄が6割近くに上ったが、大型株の一角が堅調だったことで、深センB株指数は小幅高となった。京東方科技（200725.SZ）が上昇率1位の6.89％高となり、指数の上昇に寄与。江鈴自動車（200550.SZ）は24.37％増益だった14年12月本決算を手がかりに1.22％高だった。（中国部・千原）
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