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【3月16日の中国本土市場】
2015.03.16 17:54
主要指数はそろって上昇。上海市場は上海総合指数が前営業日比2.26%高の3449.30ポイント、A株指数が2.26%高の3614.52ポイントと、大幅に4日続伸した。B株指数は7日連続で上昇し、1.08%高の304.29ポイント。深セン市場はA株指数が大きく続伸し、3.06%高の1840.35ポイント。B株指数は小幅に7日続伸し、0.54%高の1121.23ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約36%増加し、概算で8979億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の買越額は15億2000万元で、消化率は12%だった。
上海総合指数は小高く寄り付くと、前場の中盤で節目の3400ポイントを抜き、その後も一本調子で上げ幅を拡大。後場は概ね3430ポイント付近で推移したが、終盤で再び上げ幅を広げ、高値引けした。終値は約5年7カ月ぶりに3400ポイントを回復。両市場の売買代金は9営業日ぶりに合計で8000億元を超えたうえ、今年最高を記録した。上海市場は全体の9割の銘柄が上昇した。深セン市場の上昇銘柄は全体の8割半だった。
第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議が閉幕し、その後に開かれた李克強首相の記者会見で、経済成長の減速が雇用などに影響すれば、さまざまな対策に乗り出す姿勢を表明し、買い安心感が広がった。先週末に続いて中国南方航空'A'(600029.SS)がストップ高。海外の原油安などが引き続き手がかりとなった。全人代初日の政府活動報告で流通体制改革の強化が言及されたこともあり、中外運空運(600270.SS)、小商品城(600415.SS)、華貿国際物流(603128.SS)など関連銘柄がストップ高。また、中国のワールドカップ出場などを目指すサッカー改革全体プランを政府が発表し、これを材料に中体産業(600158.SS)、貴人鳥(603555.SS)がストップ高だった。主力の銀行株が軒並み高。上海市で近く住宅購入制限が緩和されるとの憶測がネットで広まり、不動産株も堅調だった。全人代でインターネットと産業の融合を国家戦略とする方針が示され、IT関連株も堅調。ベンチャー企業が多く上場する深セン市場の「創業板」は幅広い銘柄が買われた。
上海B株市場は9割近くの銘柄が上昇した。住宅購入制限の緩和をめぐる憶測を手がかりに、上海鼎立科技(900907.SS)が上昇率1位の7.01%高、上海陸家嘴金融貿易区開発(900932.SS)が同2位の5.12%高など、関連銘柄が上昇。流通体制改革への期待から、大衆交通(900903.SS)が同3位の3.63%高。インターネットと産業の融合から通信設備の需要が伸びるとの思惑が広がり、東方通信(900941.SS)が同4位の3.02%高だった。深センB株市場の上昇銘柄は8割だった。家電株の上昇が目立ち、無錫小天鵝(200418.SZ)が上昇率2位の2.85%高、康佳集団(200016.SZ)が同5位の2.27%高だった。(中国部・千原)
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