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【3月13日の香港市場】
2015.03.13 18:19
主要指数はまちまち。ハンセン指数は前日比0.10%高の2万3823.21ポイント、H株指数は1.26%高の1万1712.23ポイントと、いずれも続伸。レッドチップ指数は反落し、0.75%安の4389.86ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約5%減少し、概算で737億1300万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は1億5900万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅に反発。2月の米国小売統計が予想に反して小幅減となり、早期利上げ観測が後退したことで、買い戻しの動きが広がった。本日の香港市場は外部環境が良好だったことに加え、昨日に続いて本土市場との重複上場銘柄を中心に買われ、ハンセン指数とH株指数が堅調に推移。一方でレッドチップ指数は、IT(情報技術)関連株が大きく下げたことで、軟調に推移した。
ハンセン指数の構成銘柄では、神華能源(01088.HK)が上昇率1位の2.97%高。報道によると、石炭業界の困窮状態を解決するため、生産量の厳しい制限を実行すべきとの方針が、国家発展改革委員会が先ごろ開いた会議で提唱された。これを受け、石炭価格を支えるための減産が、大手炭鉱会社に有利に働くとの思惑が広がった。銀行貸出の伸びや金融の自由化に向けた動きを好感し、本日も本土系銀行株が堅調。中国銀行(03988.HK)が上昇率2位の2.11%高、交通銀行(03328.HK)が同3位の2.03%高。保険株も続伸し、平安保険(02318.HK)が0.84%高、中国人寿保険(02628.HK)が0.80%高だった。本土系不動産株もしっかり。華潤置地(01109.HK)が0.72%高、中国海外発展(00688.HK)が0.22%高。2軒目の住宅購入について、頭金比率の規制が緩められる可能性があると報じられ、これを好感したもようだ。
一方、聯想集団(00992.HK)が下落率1位の4.20%安。米国市場でインテルが売上高見通しの下方修正を受けて大幅安となり、これに連れ安した。これがレッドチップ指数の重荷になった。米国を主力マーケットとする利豊(00494.HK)は、小売統計の下振れを嫌気し、同2位の2.57%安。昨日の下落率1位だった華潤電力控股(00836.HK)は続落し、本日は同4位の2.04%安。時価総額の大きなHSBC(00005.HK)は続落し、0.83%安。同社の米国子会社がマネーロンダリング(資金洗浄)にかかわったと米有力紙が報道し、これが売り材料となった。
このほかの銘柄では、上海医薬(02607.HK)が5.82%安。同社株をテマセックが追加売却したと報道され、これを嫌気した。原油相場の下落を好感し、本土系の航空株が大幅高。中国南方航空(01055.HK)が6.68%高、中国東方航空(00670.HK)が5.81%高、中国国際航空(00753.HK)が5.45%高だった。(中国部・千原)
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