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【3月12日の香港市場】
2015.03.12 17:58
主要指数はいずれも上昇。ハンセン指数は8日ぶりに小反発し、前日比0.33%高の2万3797.96ポイント。H株指数は3日ぶりに反発し、1.30%高の1万1565.80ポイント。レッドチップ指数は4日ぶりに反発し、0.33%高の4423.41ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べわずかに減少し、概算で779億2200万HKドル。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は2億600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が小幅に続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、様子見ムードが強かった。こうしたなか香港市場の主要指数は朝方こそ売りに押される場面もあったが、中国本土系の銘柄を中心に買われ、その後は堅調に推移した。2月の人民元建て貸出純増額やマネーサプライM2の伸びが市場予想を上回ったほか、中国人民銀行(中央銀行)の記者会見を午後に控えていることから、金融政策に対する期待が膨らみ、本土系銀行株などが買われた。
ハンセン指数の構成銘柄は値下がりの方が多かった。こうしたなか、大幅調整が続いていたマカオのカジノ株が反発。昨日の下落率3位だった銀河娯楽(00027.HK)が、本日は上昇率1位の3.24%高。昨日の下落率2位だったサンズチャイナ(01928.HK)も、本日は0.48%高だった。金融政策に対する期待を背景に、交通銀行(03328.HK)が上昇率2位の2.90%高、中国建設銀行(00939.HK)が同4位の1.94%高など、本土系銀行株がいずれも堅調。本土系保険株も上海総合指数の上昇を好感し、中国人寿保険(02628.HK)が同3位の1.97%高、平安保険(02318.HK)が1.22%高。これら時価総額の大きな本土系金融株が、ハンセン指数の上昇に大きく寄与した。
一方、HSBC(00005.HK)が0.60%安と続落し、ハンセン指数の重荷となった。脱税ほう助やマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑惑をめぐり、同社のダグラス・フリント会長は辞任すべきと英銀行業界の重鎮が発言し、これが嫌気された。下落率1位は華潤電力控股(00836.HK)の3.22%安。本土系電力株について投資判断や目標株価の引き下げが相次ぎ、これが売り材料となった。
そのほかの銘柄では、上海電気(02727.HK)が3.16%高。同社に対して親会社が優良資産の注入することを検討していることが明らかになり、これが手がかりとなった。(中国部・千原)
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