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香港中旅、アナリストレポートに反論
2015.03.12 11:13
香港中旅（00308.HK）は12日、同社株についてバンクオブアメリカ・メリルリンチが「アンダーパフォーム」と評価するレポートを発表したことを受け、その内容が全面的なものではないと強調する声明を発表し、投資家に注意を喚起した。
このレポートでは、同社が香港・マカオでのホテル事業から20％の利益を得ているものの、香客室あたりの収入が大幅に減少していると指摘。収益能力の改善に力を入れ、観光不動産の買収なども実施しているが、すでに株価に反映されていると強調している。また、広東省珠海市の大型温泉リゾート施設「珠海海泉湾海洋温泉度假城」は人気スポットではなく、リスクがあると説明している。
こうした内容に対し、同社は香港・マカオのホテルの経常的な利益貢献は約19％だが、安定的に成長していると反論。大型温泉リゾート施設の赤字削減なども強化しており、同社全体の経常的な利益は、2014年も安定増が見込まれると強調した。
大型温泉リゾート施設は2期開発が進み、2015年にも販売を開始する予定。有力企業との提携も強化し、リスク管理も厳しく行っているという。
今回の情報開示のため、同社株は2015年3月11日14時（日本時間）に売買停止となったが、2015年3月12日に取引を再開した。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/03/12)
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