内藤証券

マーケット情報

お取扱商品のマーケット情報をご覧いただけます。

中国株ニュース 詳細

【3月9日の中国本土市場】

2015.03.09 17:54

 主要指数はそろって上昇した。上海市場は上海総合指数が前営業日比1.88%高の3302.40ポイント、A株指数が1.89%高の3460.37ポイントと、3営業日ぶりの大幅反発。B株指数は0.40%高の296.51ポイントと続伸した。深セン市場はA株指数が反発し、1.23%高の1747.85ポイント。B株指数は続伸し、0.34%高の1105.19ポイントだった。両市場の売買代金は先週末とほぼ変わらず、概算で6462億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億6500万元の買い越しとなり、消化率は6%とわずかながらも上昇した。

 先週末の米国株市場では強い雇用統計が利上げ観測を強め、ダウ平均が大幅安。また、前日に明らかとなった中国の1-2月の貿易統計では輸入が2割近くも減少した。こうした材料を織り込み、週明けの本土市場は利食い売りが先行。前場の上海総合指数は小安く推移した。もっとも、後場に入ると銀行株がけん引役となり、プラス圏を回復。大引けにかけて上げ幅を広げ、終値を5営業日ぶりに3300ポイントに乗せた。

 両市場全体では7割弱の銘柄が上昇。証券先物業務ライセンスが交付される可能性が浮上し、銀行株が買い進まれた。北京銀行(601169.SS)が9.20%高、浦東発展銀行(600000.SS)が6.45%高、中国工商銀行'A'(601398.SS)が4.14%高など好調で、指数の上昇をけん引。オンライン金融の関連銘柄も物色された。メディア関連株も上昇し、歌華有線電視(600037.SS)がストップ高。このほか、酒造、医療機械株なども買われた。

 一方で銀行の参入による競争激化が警戒され、証券株がさえない。招商証券(600999.SS)が4.38%安、東呉証券(601555.SS)が3.87%安、西南証券(600369.SS)が4.05%安など、特に中堅の証券会社が下落。盛屯砿業(600711.SS)が4.76%安、キン科新材料(600255.SS)が3.69%安、南山アルミ(600219.SS)2.31%安など、鉱業・非鉄金属株も商品相場の低迷から総じてさえない。

 B株市場はA株に連れ高となり、値下がり数は約2割にとどまった。上海B株では代表的なIT株の上海宝信ソフト(900926.SS)が4.16%高で上昇率1位。化学・医薬株が堅調で、上海神奇製薬(900904.SS)が同2位の3.73%高、丹化化工(900921.SS)が2.00%高、上海塩素アルカリ化工(900908.SS)が1.06%高。一方で貿易統計の不振を受け、輸出関連株の一角が低迷。アパレル企業の上海三毛企業(900922.SS)は0.45%安だった。深センB株では4G(第四世代移動通信)関連の設備投資の増加を見込んで、南京普天通信(200468.SZ)が上昇率1位の3.50%高と買われた。(中国部・畦田)

一覧へ戻る

外国株式のリスク
外国株式等は、株価(価格)の変動等により損失が生じるおそれがあります。また、為替相場の変動等により損失(為替差損)が生じるおそれがあります。上場投資信託(ETF)は連動対象となっている指数や指標等の変動等や発行体となる金融機関の信用力悪化等、上場不動産投資信託証券(REIT)は運用不動産の価格や収益力の変動等により、損失が生じるおそれがあります。
外国株式取引の手数料について
外国株式取引の手数料はお客様の取引形態により違いがあるため、投資にかかる手数料についてはこちらをご確認ください。
外国株式取引は、クーリング・オフの対象にはなりません。
中国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容、表示方法のご説明、また配当情報の注意点などを記載しています。
詳しくは中国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。
米国株の株価・企業情報などについて
株価情報の提供元や表示内容などを記載しています。
詳しくは米国株の株価・企業情報などについてをご覧ください。