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【3月6日の香港市場】
2015.03.06 18:15
香港の主要指数はハンセン指数が4日続落となり、前日比0.12%安の2万4164.00ポイント。一方でH株指数は0.07%高の1万1606.93ポイントと、4日ぶりに上昇。レッドチップ指数は0.08%高の4578.40ポイントと、小幅に続伸した。メインボードの売買代金は概算で725億3000万HKドル。前日比で約2割も減少した。「港股通」(上海市場からの香港株投資)は2億4700万元の買い越しだった。
週末の香港市場は方向感に乏しい展開。主要指数は概ね小動きに終始した。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策の詳細を明らかにし、これが香港市場でも地合いを下支えした。一方で本日夜に発表される米雇用統計への警戒感も強く、全体的に売り買いが交錯。中国でも来週に主要経済指標の発表を多く控えており、様子見ムードが濃厚だった。また、全国人民代表大会(全人代)での政府活動計画を無事通過したことで特段の材料に乏しく、これも全体の膠着感につながった。
全人代の会期中で環境保護行政への関心が続いており、環境・省エネ・新エネの関連銘柄が堅調だった。新疆金風科技(02208.HK)が8.90%高、緑色動力環保(01330.HK)が3.72%高、新天緑色能源(00956.HK)が2.90%高、北控水務(00371.HK)が2.84%高。成長期待でIT関連株も上昇。特にモバイルゲーム分野への期待感が高く、IGG(08002.HK)が19.46%高、中国手遊文化投資(08081.HK)が14.92%高、博雅互動(00434.HK)が9.61%高などと、急騰した。業界再編期待から非鉄金属株がしっかり。アルミ最大手の中国アルミ(02600.HK)は資産リストラの発表を受けて6.40%高。中国稀土(00769.HK)が3.22%高、洛陽欒川(03993.HK)が1.80%高、江西銅業(00358.HK)が1.23%高と、ほかの金属大手も値上がりした。
一方、昨日買われた本土系通信株が反落。中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)はハンセン指数構成銘柄の上昇率1位から一転して、本日は下落率1位の3.03%安に沈んだ。中国移動(00941.HK)も1.45%安に反落し、指数の足を引っ張った。証券株の一角も軟調。国泰君安国際(01788.HK)は大幅増益の14年12月本決算を発表したが、すでに織り込み済みとみられ3.14%安。マカオのカジノ株も成長減速が引き続き織り込まれ、新濠博亜娯楽(06883.HK)が5.75%安、ウィンマカオ(01128.HK)が3.12%安、MGMチャイナ(02282.HK)が2.50%安。個別では不動産大手のSOHO中国(00410.HK)が1.65%安。前引け後に発表した14年12月本決算は40%以上の減益に後退。中間期では増益だっただけに、下期での業績不振が目立ち、後場で売りに押された。(中国部・畦田)
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