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【3月4日の中国本土市場】
2015.03.04 17:33
主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前日比0.50%高の3279.53ポイント、A株指数が0.50%高の3436.37ポイント、B株指数が0.76%高の295.16ポイント。深セン市場はA株指数が1.72%高の1749.03ポイント、B株指数が0.26%高の1110.36ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約18%減少し、概算で6829億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)は6億2200万元の買い越しにとどまり、消化率は5%だった。
第12期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の開幕を明日に控え、上海市場は方向感を欠く展開。上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退となり、本日の高値付近で引けた。昨日の反動もあり、両市場いずれも上昇銘柄は全体の7割あまりに上った。様子見ムードが強く、売買代金は3日ぶりに6000億元台にとどまった。
上海A株市場ではメディア関連株の上昇が目立ち、鳳凰出版メディア(601928.SS)、中南メディア(601098.SS)がストップ高。メディア関連企業の買収や再編が相次いでいることが材料視されたと、現地のアナリストがコメントしている。インフラ建設などによる景気対策への期待感から、セメント関連株も堅調。尖峰グループ(600668.SS)、巣東セメント(600318.SS)がストップ高だった。大気汚染が全人代での大きな議題の一つとなるとの思惑から、菲達環保(600526.SS)が本日もストップ高。文峰大世界(601010.SS)は株式分割(無償交付)を材料にストップ高となった。このほか遺伝子検査、医療・医薬、ネットワークセキュリティなどの銘柄が堅調だった。一方で主力の銀行株が総じて軟調となり、上海総合指数の重荷となった。
上海B株市場は上昇銘柄が全体の7割あまりに上った。昨日の下落率1位だった内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が反発し、本日は上昇率3位の2.41%高。時価総額が大きいだけに、上海B株指数の上昇に寄与した。また、昨日の下落率2位だった上海宝信ソフト(900926.SS)も反発し、1.79%高だった。深センB株市場は6割近くの銘柄が上昇したなか、昨日の下落率1位だった招商局地産控股(200024.SZ)が続落し、本日は同4位の1.18%安。また、昨日の上昇率2位だった東旭光電科技(200413.SZ)は反落し、同2位の1.26%安だった。(中国部・千原)
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