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【2月17日の香港市場】
2015.02.17 18:25
主要指数はハンセン指数が前日比0.23%高の2万4784.88ポイント、H株指数が0.53%高の1万1998.51ポイントと、小幅ながらも4営業日連続で上昇した。一方のレッドチップ指数は0.13%安の4620.96ポイントで、4日ぶりに反落。メインボードの売買代金は概算で467億1600万HKドルにとどまり、前日比で約9%減少。今年最少の商いを更新した。なお、本日も旧正月の関係で「港股通」(上海市場からの香港株投資)の取り次ぎはなかった。
堅調な本土市場を追い風に、ハンセン指数は概ねプラス圏で推移。もっとも、上値の重さが目立ち、上げ幅は限られた。引き続き中国の金融緩和を含む景気刺激策への期待感が相場を下支え。中国企業の堅調な業績動向を好感する買いもみられた。一方で米国がプレジデントデーの祝日であり海外からの市場参加者が少なく、中国も旧暦大晦日を明日に控えていることから様子見ムードも濃厚。ギリシャのユーロ圏離脱の可能性も続いており、全般的に盛り上がりに欠けた。レッドチップ指数は主力株の一角が足を引っ張り、後場は小安く推移した。
中国の金融緩和を織り込み、本土系金融株が堅調。中国光大銀行(06818.HK)が2.46%高、中信銀行(00998.HK)が2.29%高、中国民生銀行(01988.HK)が2.12%高と、準大手の銀行株が買われた。本土系不動産株の一角も上昇。1月の住宅価格統計で大都市部を中心に一部底入れの兆しが出てきたことも好感された。万科企業(02202.HK)が1.49%高、新城発展(01030.HK)が1.26%高、万達商業地産(03699.HK)が1.19%高。
さらに、旧正月の帰省・Uターンラッシュでの収入増加が期待され、航空株が上昇。中国南方航空(01055.HK)が3.61%高、中国国際航空(00753.HK)が3.43%高、中国東方航空(00670.HK)が1.67%高と、大手三社が買われた。このほか、中国政府がエコ自動車の開発支援策を打ち出し、自動車株が上昇。BYD(01211.HK)はアップルの電気自動車開発にからむ憶測があり、5.83%高と連騰した。
一方で通信大手の中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が1.81%安でハンセン指数構成銘柄の下落率2位。1月の業務統計が振るわず、失望売りに押された。石炭最大手の神華能源(01088.HK)は減益決算(速報値)に加え、今年の経営目標が前年を下回る内容となったことから、2.63%安で下落率1位に沈んだ。さらに香港系不動産株が総じて軟調。九龍倉集団(00004.HK)は呉光正(ピーター・ウー)主席の辞任発表が嫌気され、1.57%安、恒隆地産(00101.HK)が1.33%安、新世界発展(00017.HK)が0.64%安など、ほかの銘柄も低迷した。(中国部・畦田)
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