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【2月16日の中国本土市場】
2015.02.16 17:27
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも6日続伸し、上海総合指数が前営業日比0.57%高の3222.36ポイント、A株指数が0.57%高の3376.27ポイント、B株指数が0.26%高の294.81ポイント。深セン市場はA株指数が5日続伸し、1.95%高の1672.19ポイント。一方、B株指数は小反落し、0.30%安の1096.50ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べ約4%減少し、概算で5323億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はわずか3億2800万元の買い越しにとどまり、消化率は3%にすぎなかった。
上海総合指数は寄り付きから先週末終値と3200ポイントの大台を挟んで一進一退だったが、小幅高で前場を終了。後場の中盤で上げ幅を広げ、本日の高値付近で引けた。上海市場は後場から通信、メディア、インターネットなどの銘柄が買われた。一方、主力の銀行株や証券株などが軟調だった。深セン市場も「創業板」のベンチャー企業株を中心に上昇が目立った。両市場いずれも上昇銘柄は全体の8割近くに上った。
中国では今週水曜日に旧暦大晦日を迎えることから、新年に絡んだ娯楽・レジャー消費の関連銘柄が物色された。通信関連では中国聯合網絡通信(600050.SS)がストップ高。メディアやインターネットでは、陝西広電網絡(600831.SS)、吉視メディア(601929.SS)、用友ネット(600588.SS)、人民網(603000.SS)がストップ高で引けた。小商品城(600415.SS)がストップ高など、小売株も上昇が目立った。なお、中国本土市場は今週水曜日から休場となる。
上海B株市場は7割の銘柄が上昇した。ここでも通信やITの関連銘柄が堅調。上海普天郵通科技(900930.SS)が2.10%高、上海宝信ソフト(900926.SS)が1.60%高、東方通信(900941.SS)が1.17%高。レジャー関連の銘柄も買われ、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が1.64%高だった。深センB株市場は上昇銘柄が8割近くに上ったものの、下落銘柄に主力株が多く、深センB株指数は小幅安となった。長安汽車(200625.SZ)が下落率1位の3.90%安、江鈴自動車(200550.SZ)が0.26%安と、自動車株がそろって下落した。(中国部・千原)
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