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巨星国際、一部株主に株式が集中
2015.02.12 14:14
巨星国際（02393.HK）は11日、2015年1月27日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会（SFC＝香港証券先物管理委員会）の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。
SFCによると、16人の株主が発行済み株数の約21.00％を保有。このほかに同社の何震発（ジェームス・ハルトノ）主席とその兄弟姉妹の持ち株比率が合計で約71.07％に上る。
これら16人と何主席の兄弟姉妹が保有する株式は発行済み株数の約92.07％に達し、その他の一般株主の保有株は約7.93％にすぎない状態にある。
同社株は2013年10月11日に香港メインボードに上場。公募価格は0.345HKドルで、上場日の終値は14.49％高の0.395HKドルだった（2014年12月16日発効の1株を4株とする株式分割（額面分割）に基づく調整済み）。
その後、株価は大幅に上昇。2014年11月17日の終値は2.585HKドルで、上場日終値に比べ約554.43％高だった。だが、2015年1月14日には1.80HKドルまで下落した。
同社は2015年1月15日に2014年12月本決算が前年比で40％以上の増益となる見通しを発表。2015年1月26日には中国本土で対外診断事業を手がける会社の買収を検討していることを明らかにした。
2015年2月10日の終値は2.43HKドルで、2015年1月14日に比べ約35％高、上場日終値に比べ約515.19％高だった。
同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25％を上回っているという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/02/11)
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