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佳兆業集団、経営危機の状況
2015.02.09 14:20
佳兆業集団(01638.HK)は9日、同社が直面している経営危機について状況を明らかにした。銀行預金の差し押さえ、債務弁済請求、弁済遅延、資産差し押さえ、訴訟、仲裁などが相次ぎ、資金繰りや財務状態、経営状況が大きなダメージを受けており、資産の売却や債権者との話し合いで対処する方針と説明。一方で引き続き同社の不動産開発計画に対する制限の解除を当局に求めるという。
同社が発行した元金総額5億米ドルのシニア債(年利10.25%)をめぐり、2015年1月8日に2300万米ドルの利払いが実行できなかった件については、2015年2月7日までに支払いを完了したと説明。期日から30日以内に利払いを実行できたため、デフォルト(債務不履行)には該当しないと強調している。
銀行預金については、2015年1月末時点で複数の銀行口座にある5億5000万元が差し押さえられたほか、7億2556万元については債務と相殺されたという。
即時弁済が求められている債務は2015年1月末時点で総額280億元。また、弁済が遅延している借入金と利息は総額9億9289万元に上る。
同社資産の差し押さえ請求は2015年1月末で計60件。また、2件の民事訴訟が起こされたという。
今回の情報開示のため、同社株は2014年12月29日に売買停止となったが、2015年2月9日14時(日本時間)に取引を再開した。
(同件につきましては、2015年1月13日付「HSBC銀行への即時弁済が免除に」、2015年1月7日付「清算・再編報道を否定」、2015年1月6日付「合弁パートナーが12億元の弁済を要求」、2015年1月5日付「経営トップの辞任で即時弁済を求められる」をご参照ください)
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/02/09)
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