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匯財軟件、一部株主に株式が集中
2015.02.06 11:20
匯財軟件（08018.HK）は5日、2015年1月21日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会（SFC＝香港証券先物管理委員会）の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。
SFCによると、19人の株主が発行済み株数の約33.74％を保有。このほかに同社の陳錫強（リンゴ・チャン）主席の持ち株比率が約58.21％に上る。
これら19人と陳主席が保有する株式は発行済み株数の約91.95％に達し、その他の一般株主の保有株は約8.05％にすぎない状態にある。
同社株は2013年9月26日に香港GEM市場に上場。上場日の終値は0.523HKドルで、公募価格の0.082HKドルに比べ約538％高となった（すべての株価は2014年5月2日に発効した1株を10株とする株式分割（額面変更）の影響を反映している）。
2013年9月27日～2014年6月11日にかけて同社株は0.369～0.70HKドルで推移。だが、2014年9月26日の終値は2.51HKドルに達し、2014年6月11日の0.40HKドルに比べ約528％高となった。
その後、同社株は2014年9月28日～2015年2月4日にかけて1.38～2.56HKドルで推移。2015年2月4日の終値は2.02HKドルで、2014年6月11日に比べ約405％高だった。
この間の2014年12月29日に、同社は自社開発のファンドマネジメント・ポートフォリオの分析管理システムを提供することで約2000万HKドルのサービス契約を交わしたと発表。2014年12月31日には1株を2株とする株式分割（額面変更）を実施すると発表（2015年2月17日発効予定）。2015年1月26日には2014年12月本決算で黒字転換する見通しを明らかにしている。
同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25％を上回っているという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2015/02/05)
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