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中国株ニュース 詳細

【2月5日の中国本土市場】

2015.02.05 18:10

 主要指数は上海B株こそ小幅高だったが、その他は下落した。上海市場は上海総合指数が前日比1.18%安の3136.53ポイント、A株指数が1.18%安の3286.18ポイントと、やや大幅に続落した。B株指数は小反発し、0.10%高の290.81ポイント。深セン市場はA株指数が小幅に続落し、0.19%安の1594.59ポイント。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.14%安の1081.84ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約18%増加し、概算で6194億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は38億600万元に上り、消化率は30%に上昇した。

 中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き下げを発表したことを好感し、上海総合指数は前日比2.42%高の3251.21ポイントで寄り付き、本日の高値を付けた。その後は戻り待ちの売りに押され、前場の中盤からは3200ポイントを挟んで一進一退。後場の終盤で主力の銀行株が売られると、上海総合指数も下げに転じ、安値引けした。日中値幅は約115ポイントに上った。両市場の売買代金は7営業日ぶりに6000億元を超えた。上海市場は全体の7割の銘柄が下落した。深セン市場は新興市場の「創業板」がしっかりしていたこともあり、下落銘柄は5割半にとどまった。

 上海A株市場ではIT(通信技術)関連銘柄の上昇が目立った。信雅達システム(600571.SS)がストップ高だったほか、上海宝信ソフト'A'(600845.SS)が9.79%高、鵬博士(600804.SS)が8.23%高、江蘇綜芸(600770.SS)が8.04%高、智慧能源(600869.SS)が7.35%高。また、上海市政府の国有企業改革をめぐる期待から、上海電力(600021.SS)が7.36%高、上海機電'A'(600835.SS)が7.11%高だった。一方、銀行株が大手を中心に終盤で下げに転じ、全体の地合いを悪化させた。中国建設銀行'A'(601939.SS)が1.39%安、中国農業銀行'A'(601288.SS)が1.19%安、中国工商銀行'A'(601398.SS)が0.22%安だった。保険株も下げが大きく、太平洋保険'A'(601601.SS)が2.65%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.35%安、平安保険'A'(601318.SS)が2.31%安だった。原油相場の下落を嫌気し、二大石油株も下落した。

 上海B株市場は全体の6割の銘柄が下落したものの、上昇銘柄に大型株が多く、上海B株指数は小幅に上昇した。A株に連れ高し、上海機電(900925.SS)と上海宝信ソフト(900926.SS)がいずれも4.36%高で、上昇率1位となった。原油相場の下落を好感し、海南航空(900945.SS)が0.96%高だったほか、金相場の上昇を受け、宝飾品大手の老鳳祥(900905.SS)が0.70%高だった。深セン市場は金融緩和を好感し、主力の不動産株がしっかり。大手の招商局地産控股(200024.SZ)が0.89%高だったほか、深セン特区不動産(200029.SZ)が0.81%高となり、上昇率1~2位に並んだ。酒類の需要が高まる旧正月を前に、酒造株が続伸。安徽古井貢酒(200596.SZ)が0.33%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が0.19%高だった。(中国部・千原)

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