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【2月4日の中国本土市場】

2015.02.04 17:47

 主要指数は深センB株を除いて反落。上海市場は上海総合指数が前日比0.96%安の3174.12ポイント、A株指数が0.96%安の3325.73ポイント、B株指数が0.14%安の290.49ポイント。深セン市場はA株指数が0.27%安の1597.66ポイント。B株指数は続伸し、0.93%高の1083.36ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べわずかに増加し、概算で5230億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は21億6700万元にとどまり、消化率は17%に低下した。

 上海総合指数は小高く寄り付き、朝方に売りが一巡した後は、徐々に上げ幅を拡大。だが、前引け間際に利益確定売りに押され、後場で下げに転じた。本日の安値付近で大引けとなり、終値は再び3200ポイントを割り込んだ。上海市場は6割半の銘柄が下落した。深セン市場は新興市場の「創業板」がしっかりしていたこともあり、下落銘柄は5割半にとどまった。

 京津冀地区(北京、天津、河北省)の発展計画が今月末にも発表されるとの報道を背景に、関連銘柄が堅調。凌雲工業(600480.SS)が6.71%高、唐山港(601000.SS)が5.99%高だった。上海市政府が国有企業をめぐる重要会議を週内に開催するとの観測が引き続き材料視され、本日も関連銘柄の一角が堅調。上海塩素アルカリ化工'A'(600618.SS)、上海電力(600021.SS)、宝山鋼鉄(600019.SS)がストップ高だった。このほか工業のデジタル化「インダストリー4.0」(第4の産業革命)や国産ソフトウエアの関連銘柄が、昨日に続いて堅調。軍需株やネット株の上昇も目立った。一方、時価総額の大きな銀行株、保険株、石油株などが下落し、上海総合指数の重荷となった。

 上海B株市場は6割あまりの銘柄が下落した。こうしたなか上海市政府系企業の再編をめぐる期待から、上海機電(900925.SS)が上昇率1位の3.10%高など、関連銘柄の上昇が目立った。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。ただ、上昇銘柄に大型株が多く含まれていたこともあり、深センB株指数は続伸した。自動車株が上昇率2~3位に並び、長安汽車(200625.SZ)が2.46%高、江鈴自動車(200550.SZ)が2.28%高。次いで酒造株が同4~5位と続き、安徽古井貢酒(200596.SZ)が1.87%高、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.68%高。酒類の需要が高まる旧正月に向け、販売促進活動を積極的に展開していることが手がかりとなった。(中国部・千原)

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