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【1月30日の中国本土市場】
2015.01.30 18:38
主要指数は深センB株を除いて続落した。上海市場は4日続落で、上海総合指数が前日比1.59%安の3210.36ポイント、A株指数が1.59%安の3363.86ポイント、B株指数も0.49%安の289.74ポイント。深セン市場ではA株指数が3日続落で、1.12%安の1580.27ポイント。一方でB株指数は3日ぶりの小反発で、0.32%高の1070.03ポイントだった。両市場の売買代金は前日比で4%減少。概算で4978億元にとどまり、約半月ぶりに5000億元を割り込んだ。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は18億1600万元の買い越しまで増加し、消化率は14%だった。
週末の本土市場は約6割半の銘柄が値下がりした。上海総合指数は前日までの調整の反動から小高く寄り付いたものの、まもなくマイナス圏に沈み下げ幅を広げる展開。後場の初めで下げ幅を縮めるも、その後は失速。安値引けし、昨年末の終値を下回った。当局が保険会社に対して資産運用での信用取引の状況を検査することが明らかとなった。証券会社にとどまらず、保険会社も検査対象に入ることが市場心理を冷やし、大型株が続落。ここ数日の商い縮小や人民元安なども追い打ちとなり、金融、資源など大半のセクターが売られた。
特に中国人寿保険'A'(601628.SS)が5.05%安、太平洋保険'A'(601601.SS)が5.00%安と、保険株が下落。原油相場の低迷から、中国石油天然気'A'(601857.SS)が2.83%安、中国石油化工'A'(600028.SS)が2.11%安と、両大型石油株も続落した。また、前日物色されたインフラ関連株に利益確定売りが増加。原発輸出の恩恵から物色されてきた上海電気'A'(601727.SS)は4.54%安と反落した。
一方で、上海華キン(600621.SS)が5.92%高、北京首都開発(600376.SS)が4.98%高、上海世茂(600823.SS)が2.47%高、信達地産(600657.SS)が1.92%高など、不動産株が総じて堅調だった。
なお、B株市場も値下がり数の方が多かったが、下げ幅は総じて限られ、また大型株の一角が堅調だった。上海B株ではエネルギー関連株が底堅く、大型石炭株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が0.35%高で指数を下支え。山西省国新能源(900913.SS)が1.75%高で上昇率2位だった。深センB株では江鈴自動車(200550.SZ)が2.72%高、長安汽車(200625.SZ)が1.68%高など、自動車株が堅調に推移し、指数の上昇に寄与した。(中国部・畦田)
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