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【1月30日の香港市場】

2015.01.30 18:29

 主要指数はそろって値下がり。ハンセン指数は続落し、0.36%安の2万4507.05ポイント。H株指数は0.13%安の1万1720.10ポイント、レッドチップ指数は0.53%安の4480.65ポイントと、いずれも5日続落。メインボードの売買代金は前日比で約5%減少し、概算で851億2600万HKドル。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金は約5億1500万元の買い越しだった。

 前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅反発。雇用指標の改善や好決算などを手がかりに幅広い銘柄が買われた。外部環境が好転し、香港の主要指数も高く寄り付いた。だが、上海総合指数が下げに沈んだことから本土系の銘柄を中心に売られ、香港の主要指数は前場で下げに転じ、その後は前日終値付近で推移。終盤で売りが膨らみ、いずれも小幅安で引けた。

 ハンセン指数の構成銘柄では、恒安国際(01044.HK)が3.88%高と続伸し、2日連続で上昇率1位。大手投資銀行による投資判断の引き上げが、引き続き材料視されたもようだ。昨日と同じく消費関連株が堅調で、康師傅(00322.HK)が上昇率2位の3.23%高、中国旺旺(00151.HK)が同6位の1.19%高と続伸した。中銀香港(02388.HK)は傘下銀行を売却するとの報道を材料に同4位の2.05%高。香港の住宅落成件数が昨年はここ8年で最高の水準だったことが分かり、長江実業(00001.HK)が同3位の2.13%高など、主な香港系不動産株が堅調だった。

 一方、マカオのカジノ株がそろって続落し、銀河娯楽(00027.HK)が下落率1位の3.08%安、サンズチャイナ(01928.HK)が同2位の2.93%安。カジノの禁煙制度をVIPルームにまで広げようとマカオ政府が計画していると伝わり、これが嫌気された。本土系不動産株も続落し、中国海外発展(00688.HK)が1.96%安、華潤置地(01109.HK)が1.58%安。ニューヨーク市場でアリババ・グループが大幅安となったことから、同業のテンセント(00700.HK)が1.93%安と連れ安した。このほか本土系の銀行株、石油株、保険株などが軟調だった。

 そのほかの銘柄では、アリババ・グループの大幅安を受け、阿里巴巴影業(01060.HK)が7.22%安、阿里健康(00241.HK)が3.75%安だった。(中国部・千原)

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