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【1月29日の香港市場】
2015.01.29 18:28
主要指数はそろって値下がり。ハンセン指数は反落し、前日比1.06%安の2万4595.85ポイント。H株指数は1.90%安の1万1736.09ポイント、レッドチップ指数は1.45%安の4504.91ポイントと、いずれも4日続落。メインボードの売買代金は前日比で約11%増加し、概算で894億7600万HKドル。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)の売買代金は約5億7600万元の買い越しだった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が大幅続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて利上げが意識されたほか、ドル高や原油安が警戒された。外部環境の低迷を受け、香港の主要指数は低く寄り付き、朝方にかけて下げ幅を拡大。その後も軟調に推移した。上海総合指数が3300ポイント割れで推移し、香港市場では本土系銘柄の下げが目立った。
ハンセン指数の構成銘柄では、恒安国際(01044.HK)が上昇率1位の3.55%高。良好な販売状況と原油高によるコスト低下を背景に、大手投資銀行が投資判断と目標株価を引き上げたことを好感した。そのほかの消費関連株も堅調で、蒙牛乳業(02319.HK)が同3位の1.72%高、中国旺旺(00151.HK)が0.54%高、康師傅(00322.HK)が0.43%高。ディフェンシブな香港系公益株も堅調。香港鉄路(00066.HK)が同2位の2.67%高、中電控股(00002.HK)が0.50%高、電能実業(00006.HK)が0.42%高だった。
一方、本土系不動産株がそろって下げ、華潤置地(01109.HK)が下落率2位の3.80%安、中国海外発展(00688.HK)が同3位の3.78%安。今週の公開市場操作を通じて銀行間市場に約550億元の流動性が供給されたものの、上海銀行間貸出金利(SHIBOR)が軒並み上昇し、資金繰りへの懸念が意識されたもようだ。これを受けて本土系銀行株も下落し、交通銀行(03328.HK)が2.56%安、中国銀行(03988.HK)が2.24%安。本土系石油株は原油相場の下げを嫌気し、中国海洋石油(00883.HK)が2.48%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.09%安。また、昨日の上昇率1位だった華潤電力控股(00836.HK)が反落し、本日は下落率1位の4.16%安だった。サンズチャイナ(01928.HK)は14年10-12月期の業績が低調だったことを受けて1.13%安。同業の銀河娯楽(00027.HK)も2.31%安に沈んだ。
そのほかの銘柄では、原子力、設備などの関連株が堅調で、中国広核電力(01816.HK)が4.44%高、中国広核美亜電力(01811.HK)が3.96%高、東方電気(01072.HK)が3.48%高、上海電気(02727.HK)が2.32%高。国務院が中国製設備の海外展開を加速させる方針を示し、これが材料視された。(中国部・千原)
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