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【1月28日の香港市場】
2015.01.28 18:24
主要指数はハンセン指数が前日比0.21％高の2万4861.81ポイントとかろうじて反発した。一方でH株指数は0.55％安の1万1963.64ポイント、レッドチップ指数は0.02％安の4571.44ポイントと、いずれも小幅に3日続落。メインボードの売買代金は前日比で約15％減少し、概算で803億7100万HKドル。「港股通」（上海市場から香港市場への注文）の売買代金は約3億6800万元の買い越しにとどまった。
前日のニューヨーク市場は主要企業の決算内容が振るわず、ダウ平均が大幅安。ハイテク企業が多いナスダック100指数も大きく下げた。外部環境の悪化を受け、本日の香港市場は売りが先行。主要指数は小安く寄り付いた。その後は中国企業の業績期待などから買い戻しも入り、主要指数は概ね前日終値を挟んで一進一退。ハンセン指数はかろうじてプラス引けしたが、H株、レッドチップの両指数はA株市場の続落が影響し、小幅ながらもマイナス圏で引けた。米連邦公開市場委員会（FOMC）のスタートを受け、様子見ムードが広がり上値を抑えた。
燃料炭をめぐる石炭業界との価格交渉が優位に進むとの見方から、電力セクターが堅調。華潤電力控股（00836.HK）が6.54％高でハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となったほか、大唐国際発電（00991.HK）が1.75％高、華電国際電力（01071.HK）が0.59％高。香港系デベロッパーの恒隆地産（00101.HK）は先ごろ明らかにした好決算が引き続き買い材料となり、同2位の3.41％高だった。九龍倉集団（00004.HK）が1.54％高、新鴻基地産（00016.HK）が1.26％高と、他のデベロッパーも連れ高。このほか、高速道路株が買われ、安徽高速道路（00995.HK）が6.12％高、四川高速道路（00107.HK）が5.39％高、深セン高速道路（00548.HK）が4.93％高。証券最大手の中信証券（06030.HK）は昨年の業績が前年比で100％以上の大幅増益となることが明らかとなり、買い安心感から2.00％高で引けた。
一方、本土系不動産株が引き続き軟調。経営難にある佳兆業集団（01638.HK）のトップが汚職容疑で告発されたという憶測が広がり、投資家心理を冷やした。融創中国（01918.HK）が2.11％安、恒大地産集団（03333.HK）が1.80％安、中国海外発展（00688.HK）が1.24％安。A株市場で保険株が調整した影響から、香港市場でも中国人寿保険（02628.HK）が2.03％安、平安保険（02318.HK）が1.10％安と売られた。（中国部・畦田）
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