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【1月20日の中国本土市場】

2015.01.20 17:47

 主要指数はそろって反発。上海市場は上海総合指数が前日比1.81%高の3173.05ポイント、A株指数が1.81%高の3324.75ポイント、B株指数が1.80%高の286.90ポイント。深セン市場はA株指数が3.40%高の1543.00ポイント、B株指数が2.19%高の1058.18ポイント。両市場の売買代金は前日とほぼ同水準の6922億元。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金は24億2400万元の買い越しとなり、消化率は19%だった。

 上海総合指数は寄り付き直後こそ下げる場面もあったが、昨日の急落の反動もあり、前場の序盤から中盤にかけて上げ幅を拡大した。本日発表された昨年の経済成長率は7.4%と、16年ぶりに政府目標に届かず、ここ24年で最も低い水準だったものの、市場予想をやや上回った。すでに織り込み済みだったことから、株式市場への影響は限られた。こうしたなか今年も経済は下押し圧力が強く、1-3月期の施策が重要と、李克強首相が発言したことから、経済対策への期待感が広がった。後場の上海総合指数は寄りから上げ幅を縮め、中盤では一時的に下げに転じたが、すぐに切り返し、本日の高値圏で引けた。

 上海市場は全体の9割の銘柄が上昇。深セン市場の上昇銘柄は8割半ほどだった。幅広い銘柄が買われるなか、国産ソフトウエア・IT(情報技術)、港湾・水運、鉄道建設、医療機器などの上昇が目立った。鉄道建設株では合併を計画している中国南車'A'(601766.SS)と中国北車'A'(601299.SS)がそろってストップ高。国産ソフトウエア・IT関連では同方(600100.SS)、鵬博士(600804.SS)、東軟グループ(600718.SS)などがストップ高だった。

 一方、昨日の急落の発端となった証券株が続落。なかでも3カ月の信用取引口座の新規開設停止が命じられた中信証券'A'(600030.SS)が9.89%安、海通証券'A'(600837.SS)が8.82%安だった。銀行株は大型銀行こそ総じて軟調だったが、中堅銀行は金融緩和などが先行して実施されるとの期待感から、一部が堅調だった。保険株はまちまちだった。

 B株市場は上海と深センのいずれも全銘柄が上昇した。上海B株市場では国産ソフトウエア関連の上海宝信ソフト(900926.SS)が上昇率1位の4.72%高だったほか、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が2.99%高となり、上海B株指数の上昇に寄与した。(中国部・千原)

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