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【1月13日の中国本土市場】
2015.01.13 17:39
主要指数はいずれも反発。上海市場では上海総合指数が前日比0.18%高の3235.30ポイント、A株指数が0.18%高の3390.07ポイント、B株指数が0.49%高の290.31ポイントと、いずれも4営業日ぶりに小反発した。深セン市場はA株指数が5日ぶりに反発し、1.38%高の1517.11ポイント。B株指数は反発し、0.84%高の1074.67ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約3割も減少し、概算で4599億元にとどまった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はネットで2日連続の売り越し。売越額は約1億1600万元だった。
本土市場は約7割の銘柄が上昇。上海総合指数は上値が重いながらも底堅く推移。大引け間際に再びプラス圏に戻し、小幅高で引けた。前日まで3営業日連続で調整し全般的に値ごろ感が意識されるなか、本日発表された12月の中国の貿易統計が市場予想を上回り、地合いが改善した。国産ソフトウエアの普及が進むとの見方から、用友ソフト(600588.SS)と中国ソフト(600536.SS)がストップ高。IT関連株の上昇が目立った。メディア産業への政策期待から、CTVメディア(600088.SS)が6.77%高、歌華有線電視(600037.SS)が4.79%高、鳳凰出版メディア(601928.SS)が3.41%高とメディア株も堅調。個別では製薬大手の広州白雲山医薬'A'(600332.SS)がストップ高で引けた。第三者割当増資の計画を発表して需給懸念が浮上するとみられたが、割当先にアリババグループの資産運用会社が含まれることから思惑買いが膨らんだ。
一方でIPO(新規公開)による需給悪化の懸念は続き、大型株の一角が引き続き調整した。特にこれまで相場をけん引してきた証券・保険株が売られ、海通証券'A'(600837.SS)が4.08%安、中信証券'A'(600030.SS)が4.05%安、新華人寿保険'A'(601336.SS)が2.73%安、中国人寿保険'A'(601628.SS)が2.09%安。保険マネーの株式信用取引への流入が規制されると伝わっている。
B株市場は値下がり銘柄がわずかで、堅調な地合いが続いた。上海B株では再編を経て明日から新しい銘柄名となる*ST中国紡織機械(900906.SS)が3.29%高で、上昇率1位。*ST大化集団大連化工(900951.SS)が1.96%高、*ST上海三毛企業(900922.SS)が1.02%高と、再編期待からST銘柄が物色された。深センB株では軍需大手「中国兵器装備集団公司」の系列化にある企業が上昇。軍需関連企業の国有企業改革が進むとの見方から、重慶建設摩托車(200054.SZ)が2.74%高、長安汽車(200625.SZ)が1.90%高、江鈴自動車(200550.SZ)が0.65%高と再編狙いの買いが入った。(中国部・畦田)
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