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【1月8日の中国本土市場】
2015.01.08 17:43
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比2.38%安の3293.45ポイント、A株指数が2.39%安の3451.10ポイントと、5日ぶりに大幅反落。B株指数は反落し、0.58%安の293.18ポイント。深セン市場は続落し、0.43%安の1515.94ポイント。B株指数は小反発し、0.11%高の1062.31ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約7%減少し、概算で6215億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はネットで10億7800万元にとどまり、消化率は9%に低下した。
上海総合指数は前日終値付近で寄り付き、前場の中盤で下げ幅を拡大。高値警戒感が強まるなか、経済指標の発表を控えていることから、利益確定売り押される展開。後場の終盤で一段安となり、終値は4営業日ぶりに3300ポイントを割り込んだ。上海市場は6割あまりの銘柄が下落した。深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が概ね堅調だったことで、下落銘柄は5割弱にとどまった。
幅広い銘柄が売られるなか、中国南車'A'(601766.SS)、中国北車'A'(601299.SS)、洛陽玻璃'A'(600876.SS)が吸収合併や事業再編を材料に本日もストップ高。オンライン金融の銘柄が買われ、君正化工(601216.SS)がストップ高。オンライン金融の法整備に向けた準備を進めていると政府高官が発言し、これが手がかりとなった。大連港'A'(601880.SS)は遼寧省大連市が自由貿易区プランを商務部に提出したという情報を受け、ストップ高となった。一方で銀行株、建設株、水利株、産金株、電力株、保険株、鉄鋼株などの下げが目立った。
上海B株市場は7割半の銘柄が下落した。こうしたなか上海自由貿易区の関連銘柄が堅調で、上海物資貿易(900927.SS)が4.91%高、上海外高橋保税区開発(900912.SS)が2.03%高となり、上昇率2~3位に並んだ。上海自由貿易区での自動車並行輸入が試験的に導入されることが明らかとなり、これが材料視された。深センB株市場は6割弱の銘柄が下落したものの、大型株に支えられ、深センB株指数は小幅に上昇した。南山電力(200037.SZ)がストップ高となり、2日連続で上昇率1位。自動車株がそろって反発し、江鈴自動車(200550.SZ)が1.40%高、長安汽車(200625.SZ)が0.63%高だった。(中国部・千原)
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