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【1月6日の中国本土市場】
2015.01.06 17:46
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比0.02%高の3351.44ポイント、A株指数が0.02%高の3512.06ポイントと、かろうじて3日続伸。B株指数は4日ぶりに小反落し、0.36%安の293.61ポイント。深セン市場はA株指数が3日続伸し、1.70%高の1526.64ポイント。B株指数は7日続伸し、1.09%高の1061.98ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べわずかに減少し、概算で8200億元だった。「滬股通」(香港経由の上海A株投資)の売買代金はネットで20億9100万元に上り、消化率は17%に低下した。
上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退。朝方は大きく下げる場面もあったが、節目の3300ポイント付近で押し目買いが入り、その後は3400ポイント付近まで上昇。その後は売りに押されたが、後場で持ち直し、わずかに前日比プラスで引けた。上海市場の上昇銘柄は全体の6割に上ったが、主力の大型株が調整し、上海総合指数は小幅高にとどまった。一方、深セン市場はベンチャー企業が上場する「創業板」の銘柄が幅広く買われ、7割あまりの銘柄が上昇した。
吸収合併や事業再編を材料に、中国南車'A'(601766.SS)、中国北車'A'(601299.SS)、洛陽玻璃'A'(600876.SS)が昨日に続いてストップ高。交通運輸サービスの銘柄も大幅高となり、深セン高速道路'A'(600548.SS)が9.68%高だったほか、鉄道輸送の大秦鉄路(601006.SS)が8.75%高、広深鉄路'A'(601333.SS)が6.72%高。交通部(交通省)が2020年に向けた運輸サービスの発展計画を発表したことを好感したほか、有料道路の適切な収益を保証する条例改正が打ち出されるとの見方が手がかりとなった。このほか軍需、国産ソフトウエア、水道などの銘柄で上昇が目立った。一方、主力の保険、不動産、電力、鉄鋼、石油、石炭などが概ね軟調だった。
上海B株市場は5割半の銘柄が下落。昨日は上場率2位だった内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)が、本日は下落率3位の1.38%安となり、上海B株指数の重荷となった。深センB株市場は上昇銘柄と下落銘柄の数が拮抗。昨日は堅調だった招商局地産控股(200024.SZ)が下落率1位の4.68%安など、不動産株が軟調。酒造株もそろって反落し、張裕葡萄酒(200869.SZ)が1.86%安、安徽古井貢酒(200596.SZ)が1.60%安。一方、自動車株は続伸し、長安汽車(200625.SZ)が上昇率2位の6.20%高、江鈴自動車(200550.SZ)が同3位の5.10%高。将来的に見込まれる「深股通」(香港経由の深センA株投資)の対象になりそうな主力株が、このところ物色されているもようだ。(中国部・千原)
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