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【12月19日の香港市場】
2014.12.19 18:16
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.24%高の2万3116.63ポイント、レッドチップ指数は0.34%高の4237.19ポイントと、いずれも続伸。H株指数は3日続伸し、0.61%高の1万1400.19ポイントだった。メインボードの売買代金は前日に比べ約4%減少し、概算で957億700万HKドルだった。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は前日に比べ減少し、ネットで約2億4800万元だった。
前日のニューヨーク市場は、早期利上げに慎重な姿勢を示した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を好感した買いが続き、ダウ平均が大幅に続伸。良好な外部環境を受け、ハンセン指数は高く寄り付き、その後も堅調に推移。終値は4日ぶりに2万3000ポイントを回復した。一方、H株指数とレッドチップ指数は石油株や不動産株が重荷となり、上げ幅を縮めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、外国系や香港地場系の銘柄の上昇が目立った。AIA(01299.HK)はアナリストの好評価を背景に上昇率1位の3.40%高だったほか、時価総額の大きなHSBC(00005.HK)が1.73%高となり、指数の上昇に寄与。前日の米国市場でハイテク株が買われたことを好感し、テンセント(00700.HK)が上昇率3位の3.39%高と続伸したほか、聯想集団(00992.HK)が2.52%高。また、FOMCの声明を受け、金利水準が米ドルと連動する香港ドルの低金利も続くとの見方から、香港地場系の銘柄も概ね堅調だった。一方、本土系不動産株がそろって売られ、華潤置地(01109.HK)が下落率2位の2.17%安、中国海外発展(00688.HK)が同3位の1.83%安。昨日は堅調だったマカオのカジノ株も戻り売りに押され、サンズチャイナ(01928.HK)が0.51%安、銀河娯楽(00027.HK)が前日比変わらずだった。
そのほかの銘柄では、昨日急落したBYD(01211.HK)が14.17%高と反発。急落の憶測を紹介した報道に逐次反論し、これが奏功したもようだ。本日上場した北京汽車(01958.HK)は公募価格に比べ0.56%安で引けた。中国風電集団(00182.HK)は銀行設立に参加することを材料に3.33%高。迪臣発展(00262.HK)は香港GEM市場に上場予定の子会社株を現物配当するスケジュールを明らかにし、3.22%高だった。(中国部・千原)
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