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【12月18日の香港市場】
2014.12.18 18:10
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は6日ぶりに反発し、前日比1.09%高の2万2832.21ポイント。H株指数は続伸し、0.54%高の1万1330.73ポイント。レッドチップ指数は4日ぶりに反発し、0.92%高の4222.66ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約8%減少し、概算で996億4200万HKドルだった。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は前日に比べ増加し、ネットで約3億9800万元だった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が4日ぶりに大幅反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、ゼロ金利政策が当面続くとの見方が広がり、幅広い銘柄が買われた。外部環境の好転を背景に、ハンセン指数は堅調な値動きに終始。ただ、昨日は堅調だった本土系の銘柄は、上海市場が方向感を欠いた動きとなったことを嫌気し、徐々に上げ幅を縮めた。
ハンセン指数の構成銘柄では、昨日の下落率1~2位に並んだマカオのカジノ株が反発。銀河娯楽(00027.HK)が上昇率2位の3.21%高だったほか、サンズチャイナ(01928.HK)が2.10%高。マカオと広東省珠海市を結ぶゲートが本日から24時間通行可能となり、これが材料視された。上昇率1位はテンセント(00700.HK)の6.26%高。オンライン金融の分野で不動産デベロッパー大手と提携したことなどが手がかりとなったもようだ。原油相場の上昇を好感し、石油株が続伸。中国海洋石油(00883.HK)が2.33%高、中国石油天然気(00857.HK)が1.93%高、中国石油化工(00386.HK)が1.17%高だった。一方、バルチック海運指数(BDI)の低下を嫌気し、招商局国際(00144.HK)が下落率1位の1.35%安。昨日は堅調だった本土系銀行株の一角が利食い売りに押され、交通銀行(03328.HK)が同2位の1.33%安だった。
そのほかの銘柄では、BYD(01211.HK)が28.83%安。前場は前日終値付近で推移していたが、後場の中盤で急落し、一時は下落率が46.87%に達した。今回の急落を受けて同社はその原因を関知していないという声明を緊急発表している。(中国部・千原)
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