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【12月16日の香港市場】
2014.12.16 18:12
主要指数はそろって下落。ハンセン指数は前日比1.55%安の2万2670.50ポイント、H株指数は0.67%安の1万1136.90ポイントと、いずれも4日続落。レッドチップ指数は続落し、1.69%安の4222.19ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約33%増加し、概算で912億4000万HKドルだった。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は前日に比べ増加し、ネットで3億9300万元だった。
前日のニューヨーク市場は原油安を嫌気し、ダウ平均が続落。外部環境の低迷を嫌気し、香港の主要指数は低く寄り付いた。本日発表の12月のHSBC中国製造業PMI(速報値)が市場予想を下回ったが、11月の海外直接投資がコンセンサスを大幅に上回り、本土市場では上海総合指数が堅調に推移。これを好感し、H株指数は前場で上げに転じる場面もあったが、その後は軟調に推移。ハンセン指数とH株指数は軟調な値動きに推移し、本日の安値圏で引けた。ハンセン指数の終値は約2カ月ぶりに2万3000ポイントを割り込んだ。売買代金は3日ぶりに900億元を超えた。
ハンセン指数の構成銘柄は幅広く売られた。なかでも昨日は堅調だったエネルギー株の下げが目立ち、中国海洋石油(00883.HK)が3.35%安、中国石油天然気(00857.HK)が2.30%安、崑崙能源(00135.HK)が2.23%安、中国石油化工(00386.HK)が1.65%安。ロシアの大幅利上げを受け、世界屈指の金融大手であるHSBC(00005.HK)が2.02%安。一方、上昇したのは3銘柄のみで、消費財製造の百麗国際(01880.HK)が1.97%高、恒安国際(01044.HK)が1.77%高だった。
そのほかの銘柄では、上海市場の大幅高を好感し、本土系証券株が大幅高。中信証券(06030.HK)が6.59%高、海通証券(06837.HK)が6.38%高、中国銀河証券(06881.HK)が3.79%高だった。北京首都国際機場(00694.HK)は北京市の新空港建設が承認されたことを受け、10.39%高だった。(中国部・千原)
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