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【11月28日の香港市場】
2014.11.28 18:29
主要指数はハンセン指数が前日比0.07%安の2万3987.45ポイント、レッドチップ指数が0.06%安の4534.79ポイントと、小幅ながらも続落した。一方でH株指数は反発し、1.19%高の1万1145.39ポイント。メインボードの売買代金は概算で902億4400万HKドルに達し、前日比で約24%増加。なお、「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金はネットで3億元弱にとどまった。
前日の米国市場は感謝祭のため休場。これを受け、本日の香港市場は方向感に乏しく、ハンセン指数は前日終値を挟んだ小動きとなった。2万4000ポイントをめぐる攻防となったが、全般的に高値警戒感が残り、大台を維持できずに小幅安で引けた。米国の複数の経済指標が振るわず、投資家は中国、欧州に加えて米国経済の減速を意識。石油輸出国機構(OPEC)総会で減産が見送りとなり、国際原油相場が急落したことも、一定程度のリスクオフに繋がった。もっともA株市場は大商いとなり、上海総合指数は連騰。A・H重複上場株がけん引役となり、H株指数は後場で一段高となった。
原油相場の急落を受け、石油を含むエネルギー株が売られた。中国海洋石油(00883.HK)が5.50%安、中国石油天然気(00857.HK)が3.33%安、崑崙能源(00135.HK)が3.11%安で、ハンセン指数構成銘柄の下落率上位に並んだ。石油精製が主力の中国石油化工(00386.HK)は石油製品価格の先安感から1.24%安とさえない。中海油田服務(02883.HK)が6.43%安、中石化煉化工程(02386.HK)が3.13%安、中海石油化学(03983.HK)が2.43%安など、石油開発の周辺業界に属する企業も売られた。弱い米国の経済指標を受け、輸出関連株の一角が軟調。米国を主力市場とする大手商社の利豊(00494.HK)は0.80%安だった。
一方で本土系銀行株が買われ、H株指数の上昇をけん引した。中国のさらなる金融緩和を織り込み、A株の銀行セクターが急伸。これに追随し、中信銀行(00998.HK)が8.86%高、交通銀行(03328.HK)が6.45%高、中国民生銀行(01988.HK)が4.79%高、中国農業銀行(01288.HK)が2.50%高。また、手数料収入の増加が期待され、証券大手の中国銀河証券(06881.HK)が4.86%高としっかり。また、原油安の恩恵を織り込み、空運・海運・陸運などの運輸セクターが物色された。中国南方航空(01055.HK)が8.28%高、中国東方航空(00670.HK)が6.59%高、中国国際航空(00753.HK)が6.44%高と、航空大手三社がそろって買われている。(中国部・畦田)
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