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【11月28日の中国本土市場】
2014.11.28 17:48
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前日比1.99％高の2682.83ポイント、A株指数が2.00％高の2809.63ポイントと、7日続伸した。B株指数は8日ぶりに小反落し、0.35％安の277.48ポイント。深セン市場はA株指数が6日続伸し、0.29％高の1484.22ポイント。B株指数は小反発し、0.27％高の989.35ポイントだった。両市場の売買代金は前日に比べ約15％増加し、概算で7002億元に達した。「滬股通」（香港市場から上海市場への注文）は買付限度額の消化率が約19％だった。
上海総合指数は本日も年初来高値を更新。朝方から前日終値を挟んで一進一退だったが、前場の終盤から上げ幅を拡大し、本日も高値引けした。商いは引き続き旺盛で、両市場合計の売買代金は前日に比べ約900億元増加し、史上初の7000億元突破を記録した。主力の大型株に買いが集まり、上海市場全体の上昇銘柄は3割半にすぎず、下落銘柄が5割半に上った。深セン市場の状況も同様で、上昇銘柄が3割半、下落銘柄が5割だった。
金融緩和への期待から、本日も銀行株が堅調。なかでも中堅銀行が大幅高となり、中国光大銀行'A'（601818.SS）、交通銀行'A'（601328.SS）、中信銀行'A'（601998.SS）、華夏銀行（600015.SS）がストップ高だった。石油輸出国機構（OPEC）が減産を見送り、原油相場が急落したことを好感し、中国南方航空'A'（600029.SS）、中国東方航空'A'（600015.SS）、中国国際航空'A'（601111.SS）がいずれもストップ高。売買代金の急増を受け、華泰証券（601688.SS）が本日もストップ高。このほかオンライン金融、港湾、国産ソフトウエアの関連銘柄などの上昇が目立った。
上海B株市場は7割の銘柄が下落した。時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が下落率1位の3.96％安に沈み、上海B株指数の重荷となった。石炭価格は減産や輸入規制の効果で下げ止まったものの、需要不足から在庫が長期にわたり高水準にとどまっていると業界団体の関係者が発言し、これが嫌気された。一方、上昇銘柄は3割弱。原油安を好感し、海南航空（900945.SS）が上昇率1位の6.73％高だった。
深センB株市場は上昇銘柄が3割にとどまったが、大型株が堅調だったことで、深センB株指数は小反発した。金融緩和への期待から、不動産株が堅調。招商局地産控股（200024.SZ）が上昇率2位の6.13％高だったほか、深セン物業発展（200011.SZ）が同4位の2.70％高。原油安を好感し、山東航空（200152.SZ）が同3位の5.27％高だった。（中国部・千原）
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