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港銀控股、一部株主に株式が集中
2014.11.28 11:19
港銀控股（08162.HK）は27日、2014年11月18日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会（SFC＝香港証券先物管理委員会）の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。
SFCによると、18人の株主が発行済み株数の約28.50％を保有。このほかに同社の陳奕輝（フェリペ・タン）主席を含む主要株主3人の持ち株比率が約68.10％に上る。
これら18人と主要株主3人が保有する株式は発行済み株数の約96.60％に達し、その他の一般株主の保有株は約3.40％にすぎない状態にある。
同社株は2014年8月5日に香港GEM市場に上場。募集株数は1億2000万株（現在の発行済み株数の30％）、募集価格は1株あたり0.36HKドルだった。
上場日の終値は1.26HKドルで、募集価格に比べ250％高。2014年8月6日～11月11日は1.08～1.50HKドルで推移。だが、2014年11月12～18日に急騰した。2014年11月18日の終値は4.11HKドルに達し、2014年11月12日の終値1.23HKドルに比べ約234.15％高となった。
この間の2014年8月14日に同社は2014年6月中間決算で53万5000HKドルの赤字を計上したと発表。2014年11月11日には約89％減益の2014年1－9月期決算を明らかにしている。
同社株の2014年11月26日の終値は4.98HKドルで、公募価格に比べ約1280％高だった。
同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25％を上回っているという。
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/11/27)
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