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【11月26日の香港市場】
2014.11.26 18:26
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比1.12%高の2万4111.98ポイント、H株指数は2.48%高の1万1051.35ポイントと、いずれも大幅に反発。レッドチップ指数は4日続伸し、0.81%高の4552.18ポイントだった。メインボードの売買代金は概算で876億HKドルとなり、前日に比べ約2%減少した。「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は引き続き低迷し、ネットで3億元に届かなかった。
前日のニューヨーク市場は利益確定売りに押され、ダウ平均が4日ぶりに小反落。こうした外部環境を背景に、香港の主要指数は寄り付きから前日終値付近で小動き。上海総合指数の騰勢が増すと、香港市場でも主要指数が上げ幅を拡大し、高値付近で引けた。ハンセン指数の終値は8営業ぶりに2万4000ポイントを回復。H株指数は約2カ月半ぶりに終値を1万1000ポイント台に乗せた。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系保険株の上昇が目立った。中国人寿保険(02628.HK)が上昇率1位の7.20%高、平安保険(02318.HK)が同3位の3.64%高。運用先の一つであるA株市場の活況を好感したほか、2020年までに上海市を国際的な保険センターに育成するという政府方針が材料視された。中国人民銀行(中央銀行)の関係者から追加的な金融緩和の可能性を示唆する発言があったとする報道が流れ、本土系の銀行株や不動産株も堅調。交通銀行(03328.HK)が3.27%高、華潤置地(01109.HK)が2.53%高、中国建設銀行(00939.HK)が1.91%高。
一方、石油輸出国機構(OPEC)が減産を見送るとの見方が浮上し、川上分野の石油株が続落。中国海洋石油(00883.HK)が下落率2位の0.98%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.11%安だった。また、時価総額の大きな通信株がそろって軟調で、中国聯合網絡通信(香港)(00762.HK)が0.33%安、中国移動(00941.HK)が0.10%安だった。
そのほかの銘柄では、新たな鉄道建設計画が承認されたことを手がかりに、中国中鉄(00391.HK)が2.71%高、中国鉄建(01186.HK)が2.43%高。周大福珠宝(01929.HK)は14年9月中間決算が23.26%減益だったものの、業績回復を期待するアナリストの見方を手がかりに買われ、3.26%高だった。(中国部・千原)
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