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【11月26日の中国本土市場】
2014.11.26 17:47
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比1.43％高の2604.34ポイント、A株指数が1.43％高の2727.07ポイントと、大幅に5日続伸。B株指数はかろうじて6日続伸し、0.05％高の277.76ポイント。深セン市場はいずれも4日続伸し、A株指数が0.59％高の1468.80ポイント、B株指数が0.40％高の989.11ポイント。両市場の売買代金は前日に比べ約8％増加し、概算で5664億元に上った。「滬股通」（香港市場から上海市場への注文）は買付限度額の消化率が約26％だった。
上海総合指数は朝方から堅調に推移。後場の中盤から上げ幅を広げ、高値引けした。終値は再び年初来高値を更新し、約3年3カ月ぶりに2600ポイントを回復した。商いは引き続き活発で、売買代金は3日連続で5000億元を上回った。両市場いずれも全体の4割半ほどの銘柄が上昇した。A株市場の売買代金が急増していることを背景に証券株が大幅高。華泰証券（601688.SS）がストップ高だったほか、興業証券（601377.SS）が9.85％高。時価総額の大きな銀行、保険、石油などの銘柄も堅調だった。また、国務院が重点分野の投融資メカニズムを刷新する方針を示し、これに関連する水利、送電網建設、IT（情報技術）などの銘柄も買われた。中国人民銀行（中央銀行）の関係者が10－12月の経済指標を確認したうえで利下げを含めた追加緩和の是非について検討すると発言したことが報じられ、これも追い風となった、
上海B株市場は下落銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きな銘柄に支えられ、上海B株指数はわずかにプラスで引けた。国務院の方針を好感し、上海宝信ソフト（900926.SS）が上昇率1位の3.90％高。一方、非流通株改革が完了した*ST中国紡織機械（900906.SS）が、好材料出尽くしから昨日に続いてストップ安だった。
深センB株市場は6割近くの銘柄が上昇した。さらなる利下げへの期待から不動産開発大手の招商局地産控股（200024.SZ）が上昇率2位の3.08％高。昨日に続いて広東省地場系の銘柄が堅調で、広東高速道路（200429.SZ）が2.60％高、広東電力（200539.SZ）が2.10％高だった。（中国部・千原）
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