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【11月25日の香港市場】

2014.11.25 18:44

 主要指数はハンセン指数が前日比0.20%安の2万3843.91ポイント、H株指数が0.55%安の1万782.91ポイントと、3日ぶりに小幅ながらも反落した。一方でレッドチップ指数は僅差で3日続伸し、0.02%高の4515.33ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べて約15%減少したが、概算では890億3700万HKドルと引き続き高水準。対照的に「港股通」(上海市場から香港市場への注文)による売買代金は引き続き低迷し、ネットで2億元に届かなかった。

 香港市場は利益確定売りに押され気味の一日となった。主要指数は概ね前日終値を上値に狭いレンジで推移。ハンセン指数は2万4000ポイントを視野に入れてからは高値警戒感が強まり、反落して引けた。前日の大幅高の反動があったほか、石油輸出国機構(OPEC)総会を控えて原油相場への警戒感なども表れた。中国の予想外の利下げは足元の景気低迷を裏付けるものとも受け取られた。一方で中国はさらなる金融緩和に踏み切るとの見方も出ており、下値は限定的。主力株の一角が支えとなり、レッドチップ指数は終値をプラス圏に乗せることができた。

 中国石油天然気(00857.HK)が2.44%安、中国石油化工(00386.HK)が2.30%安、中国海洋石油(00883.HK)が0.48%安と三大石油株が反落。さらなる原油安の可能性が織り込まれた。低調な「港股通」を背景に香港交易所(00388.HK)が1.47%安。複数の証券会社が目標株価を引き下げている。また、デベロッパーに適用される営業税率が引き上げられる観測が流れ、主だった本土系不動産株が反落。融創中国(01918.HK)が3.74%安、万科企業(02202.HK)が3.56%安、雅居楽地産(03383.HK)が1.80%安に沈んだほか、人和商業(01387.HK)は増資計画を受けて21.27%安と急落した。このほか、昨日買われたマカオのカジノ株に利食い売りが増加。大手投資銀行による慎重な投資判断が響いた。MGMチャイナ(02282.HK)が1.47%安、銀河娯楽(00027.HK)が1.02%安。

 一方、米系証券大手の買い推奨を受け、崑崙能源(00135.HK)がハンセン指数構成銘柄の上昇率1位となる3.75%高、招商局国際(00144.HK)が1.16%高。また、プラント会社の中石化煉化工程(02386.HK)は大型の石炭液化プロジェクトの受注を手がかりに4.03%高と堅調だった。EMS大手の富智康集団(02038.HK)は好業績見通しが伝わり、2.23%高。有力テレビメーカーの創維数碼控股(00751.HK)は9月中間決算で14.6%増益となり、0.95%高で引けた。(中国部・畦田)

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