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【11月21日の香港市場】
2014.11.21 17:56
主要指数はそろって上昇。ハンセン指数は前日比0.37％高の2万3437.12ポイント、レッドチップ指数は0.91％高の4353.34ポイントと、いずれも5日ぶりに反発。H株指数は6日ぶりに反発し、0.65％高の1万447.18ポイント。メインボードの売買代金は前日に比べ約16％増加し、概算で710億8800万HKドルだった。「港股通」（上海市場から香港市場への注文）による売買代金は、昨日に続いてネットで2億元に届かなかった。
前日のニューヨーク市場はダウ平均が反発し、過去最高値を更新。景況感指数や住宅統計の上振れを好感した。外部環境は良好だが、ハンセン指数とH株指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退。だが、昨日まで調整が続いた反動に加え、上海総合指数が上げ幅を広げたことを好感し、香港市場の地合いも好転した。後場に入ると、ハンセン指数とH株指数は堅調に推移した。レッドチップ指数は時価総額の大きな石油株などが堅調だったことから、朝方から堅調な値動きに終始した。売買代金は3日ぶりに700億HKドルを超えた。
ハンセン指数の構成銘柄では、マカオのカジノ株が反発。昨日の下落率4位だった銀河娯楽（00027.HK）が、本日は上昇率1位の4.16％高だったほか、サンズチャイナ（01928.HK）が1.56％高。広東省珠海市と連絡するゲートが、来月18日から24時間通行可能となることが材料視された。昨日に続いて石油株が堅調。中国海洋石油（00883.HK）が上昇率3位の3.48％高、中国石油天然気（00857.HK）が1.87％高、中国石油化工（00386.HK）が1.28％高。石油輸出国機構（OPEC）加盟国が減産するとの観測から原油相場が上昇し、これが手がかりとなった。昨日は下げが目立った華潤グループの銘柄が、本日は反発した。昨日の下落率1位だった華潤置地（01109.HK）が、本日は上昇率2位の3.57％高。また、昨日の下落率3位だった華潤創業（00291.HK）が、本日は上昇率4位の2.56％高だった。
一方、昨日は上昇率3位だったテンセント（00700.HK）が反落し、本日は下落率1位の1.19％安。このほか主な香港系銀行株などが軟調だった。
そのほかの銘柄では、中国環保能源（00986.HK）が株主割当増資を嫌気し、24.32％安に沈んだ。山東威高集団医用高分子製品（01066.HK）は1.85％安と続落。14年7－9月期の減益が引き続き嫌気された。（中国部・千原）
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