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【11月17日の中国本土市場】
2014.11.17 16:54
主要指数はまちまち。上海市場は上海総合指数が前営業日比0.19%安の2474.00ポイント、A株指数が0.19%安の2590.62ポイントと小幅だが3営業日連続で下落した。一方、B株指数は0.99%高の263.21ポイントと、3日ぶりに反発。深セン市場もA株指数が0.99%高の1395.46ポイントと3日ぶりに上昇した。他方、B株指数は小反落し、0.19%安の967.95ポイントだった。両市場の売買代金は先週末に比べて約3%増加。概算で3501億元だった。
週明けの本土市場は約7割の銘柄が値上がりした。注目の「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)が本日よりスタート。海外マネーが香港を通じて上海市場に流入し、上海総合指数は高く寄り付くと節目の2500ポイントを回復した。もっとも、先週末までに出揃った中国の10月の経済指標は概ね弱く、足元の景気減速を裏付ける内容。このため、まもなく利食い売りに押されると、その後は先週末の終値を挟んだもみ合いとなった。それでも海外投資家による買いは続き、前引けと後場初めにかけて2500ポイントを試す展開。だが、後場半ばで本日の「滬股通」(香港市場から上海市場への注文)の買付限度額が消化されると、その後は上げ幅を縮める展開。弱い経済指標を受けて金融株が売られると、指数も大引け間際に再び下げに転じた。一方で、海外未上場の有力企業が概ね堅調。また、天津自由貿易区や鉄道インフラ建設の関連銘柄が物色された。
上海B株は約8割の銘柄が値上がりした。天津自由貿易区設立への期待感から、天津海運(900938.SS)が3.40%高で上昇率1位。親会社を含む再編観測から、上海錦江国際トラベル(900929.SS)が3.00%高、上海錦江国際実業投資(900914.SS)が1.19%高と、「錦江集団」の傘下企業が買われた。大型株の内モンゴル伊泰石炭'B'(900948.SS)も1.97%高と堅調に推移し、指数上昇をけん引した。一方、上海自由貿易区の中核銘柄である上海外高橋保税区開発(900912.SS)が1.10%安。著作権交易センターの運営会社への出資観測が流れたが、同社は本日これを否定している。
深センB株では照明器具メーカーの仏山照明(200541.SZ)が下落率1位の4.22%安。虚偽記載をめぐる株主との訴訟に敗訴したことが悪材料となった。重慶建設摩托車(200024.SZ)が2.19%安、長安汽車(200625.SZ)が1.49%安と、自動車・二輪車株が軟調。一方で医薬株の国薬一致薬業(200028.SZ)が2.08%高としっかり。(中国部・畦田)
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