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中国緑能国際、一部株主に株式が集中

2014.11.12 11:08

 中国緑能国際(01159.HK)は11日、2014年10月22日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会(SFC=香港証券先物管理委員会)の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。

 SFCによると、16人の株主が発行済み株数の約17.81%を保有。このほかに同社の林英楽・主席を含む主要株主4人の持ち株比率が約74.85%に上る。

 これら16人と主要株主4人が保有する株式は発行済み株数の約92.66%に達し、その他の一般株主の保有株は約7.34%にすぎない状態にある。

 同社株は2014年7月14~25日に売買を停止。既存株5株を1株とする株式併合を実施すると発表したほか、第三者割当増資の計画も明らかにした。第三者割当増資の割当価格は1株あたり0.35HKドルで、2014年7月11日の終値6.15HKドル(株式併合にともなう調整済み)を約94.31%下回る水準。この割当価格を提示価格とし、この増資の割当先によるマンダトリー・オファー(義務的公開買付)が実施すると発表した。

 同社株は2014年7月28日に取引を再開。この日の終値は9.00HKドルに達し、2014年7月11日の終値に比べ約46.3%高となった。2014年8月18日の終値は14.90HKドルで、2014年7月28日の終値に比べ約65.6%高に達している。その後も同社株は10.50~15.80HKドルで推移した。

 増資とマンダトリー・オファーはそれぞれ2014年9月19日、2014年10月17日に完了。2014年11月10日の終値は12.8HKドルで、2014年7月11日の終値に比べ約108.10%高となっている。

 同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25%を上回っているという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/11/11)

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