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華星控股一部株主に株式が集中

2014.10.29 11:29

 華星控股(08237.HK)は28日、2014年10月10日時点で大量の株式が一部の株主によって保有されているという香港証券及期貨事務監察委員会(SFC=香港証券先物管理委員会)の指摘を明らかにした。このため少量の株式取引でも株価が大きく変動する可能性があるとして、SFCは投資家に注意を喚起している。

 SFCによると、19人の株主が発行済み株数の約23.78%を保有。このほかに筆頭株主である同社の顔奕・主席の持ち株比率が約75.00%に上る。

 これら19人と顔主席が保有する株式は発行済み株数の約98.78%に達し、その他の一般株主の保有株は約1.22%にすぎない状態にある。

 同社株は2014年7月7日に香港GEM市場に上場。公募価格の1.75HKドルに対し、上場日の終値は162.8%高の4.60HKドルだった。その後も株価は上昇を続け、2014年9月26日には30.00HKドルに達した。2014年10月10日の終値は27.25HKドルで、公募価格の15.6倍となった。

 その間の2014年7月30日に、同社は2014年6月中間決算が前年同期比で約75%の減益となる見通しを発表。2014年8月14日に発表された2014年6月中間決算の純利益は約75.11%減の316万9709HKドルだった。

 2014年9月24日に同社は1株を10株とする株式分割(額面変更)を発表。株式分割(額面変更)は2014年10月16日に発効し、この日の終値は2.67HKドルだった。

 なお、同社は2014年10月17日に2014年1-9月期決算が前年同期比で約90%の減益となる見通しを発表している。

 2014年10月27日の同社株の終値は2.60HKドルで、2014年10月10日の終値2.725HKドル(株式分割を考慮済み)に比べ4.6%安、公募価格の14.9倍となっている。

 同社の説明によると、浮動株比率は上場規則で定められた下限の25%を上回っているという。
 
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/10/28)

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