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俊和発展、一連の再編計画を発表
2014.10.21 10:56
俊和発展（00711.HK）は20日、実質支配者の交代を含む一連の再編計画を明らかにした。彭一庭（ドミニク・パン）主席を含む経営陣グループが同社株5億1000万株（現時点の発行済み株数の46.7％）を1株あたり1.099HKドルで投資会社の新維国際投資控股有限公司（新維国際）に売却する。それに先立ち、俊和発展は事業分割などを実施し、非継続事業の資産を株主に現物配当するという。また、新たな実質支配者となる新維国際から、新株や転換社債（CB）の割当発行を通じて資金を調達する計画。一連の取引完了後、新維国際は未保有株に対してマンダトリー・オファー（義務的公開買付）を実施することになる。
同社が非継続資産として分離する持ち株会社は主に不動産投資を担当。俊和発展は株主に対して保有株1株につき持ち株会社の株式1株を現物配当するとしている。同持ち株会社は非上場であることから、彭主席など現経営陣は公開買付（TOB）を通じて1株あたり0.181HKドルで買い取るとしている。
一方、同社は建築事業を継続する計画。資金繰りの改善のため、新維国際に対して新株1億株と元金8426万6000HKドルのCBを割当発行し、諸費用を除いて計1億2961万6000HKドルを調達する。これにより、新維国際の持ち株比率は51.18％に上昇する見込み。未保有株に対してマンダトリー・オファーを実施することになるが、新維国際は俊和発展の上場を維持するとしている。
なお、新株の割当価格、CBの行使価格はいずれも0.463HKドルで、2014年9月10日の終値1.01HKドルを54.16%下回る水準。一方、マンダトリー・オファーの提示価格は1.099HKドルで、同日の終値を8.81％上回っている。現物配当や公開買付のスケジュールなどは決まりしだい、開示するとしている。
今回の情報開示のため、同社株は2014年9月11日に売買停止となったが、2014年10月21日に取引を再開する予定。
【出所】香港証取サイト上の公告(2014/10/20)
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