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【10月17日の香港市場】
2014.10.17 18:20
主要指数はいずれも小反発。ハンセン指数は前日比0.53%高の2万3023.21ポイント、H株指数は0.47%高の1万234.02ポイント、レッドチップ指数は0.63%高の4380.02ポイント。メインボードの売買代金は概算で726億2000万HKドル。前日に比べ約6%増加し、9営業日ぶりに700億HKドル台に乗せた。
世界経済減速への懸念に基づくリスクオフを経て、主要国で株価の下げ過ぎ感も目立ってきた。前日の米国市場ではダウ平均が続落したが、下げ幅は限定的。こうしたことから、本日の香港市場では自律反発狙いの買いもみられた。一方で全般的に上値が重く、ハンセン指数は概ねプラス圏でもみ合い、2万3000ポイントをめぐる攻防となった。結局、かろうじて回復し、小幅高で大引け。証券当局が本日午後に「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)の開始日を正式発表するとの観測から様子見ムードが市場を支配したが、ザラ場では正式発表がなく、売り買いが交錯した。中国の7-9月期GDP成長率の発表や中国共産党の第18期中央委員会第4回全体会議(四中全会)の開幕を来週に控え、方向感に乏しかった。
これまで売り込まれてきたセクターが、本日は概ね堅調だった。サンズチャイナ(01928.HK)が4.58%高、銀河娯楽(00027.HK)が4.38%高と、マカオのカジノ大手がハンセン指数構成銘柄の上昇率1、2位。中国海洋石油(00883.HK)が3.83%高、中国石油天然気(00857.HK)が0.96%高、中国石油化工(00386.HK)が0.61%高と、原油相場の低迷から調整が続いた三大石油株も反発した。親会社の食品安全問題もやや収まり、台湾系食品大手の康師傅(00322.HK)に押し目買いが継続。4.25%高で構成銘柄の上昇率3位となった。
また、「滬港通」の正式発表があるとの期待感から、中国銀河証券(06881.HK)が1.39%高、海通証券(06837.HK)が0.97%高、中信証券(06030.HK)が0.44%高と、証券大手がしっかり。中央政府による鉄道建設プロジェクト認可が引き続き好感され、中国北車(06199.HK)が4.29%高、中国南車(01766.HK)が1.59%高と、鉄道車両メーカーの両大手が続伸した。
一方で世界経済減速の警戒感は燻っており、外需関連株の一角がさえない。香港の航空大手である国泰航空(00293.HK)は1.29%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。本土系の航空大手3社も売られ、中国国際航空(00753.HK)が5.78%安、中国南方航空(01055.HK)が2.65%安、中国東方航空(00670.HK)が0.36%安。スマートフォン大手のTCL通訊(02618.HK)が0.73%安など、輸出比率が比較的高い家電・エレクトロニクスのセクターもさえなかった。(中国部・畦田)
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