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【10月15日の中国本土市場】
2014.10.15 17:45
主要指数はいずれも上昇。上海市場は上海総合指数が前日比0.60%高の2373.66ポイント、A株指数が0.60%高の2485.09ポイントと、4日ぶりに反発。B株指数は6日ぶりに反発し、0.64%高の263.53ポイント。深セン市場はいずれも4日ぶりに反発し、A株指数が0.40%高の1411.65ポイント、B株指数が1.04%高の968.32ポイント。両市場の売買代金は概算で3649億元にとどまり、前日に比べ約1%減少した。
本日発表された9月の物価統計は、生産者物価指数(PPI)が市場予想よりも落ち込んだことで、需要低迷への懸念が強まり、上海総合指数は朝方から軟調に推移。ただ、消費者物価指数(CPI)が低水準にとどまったことから、金融緩和を期待する買いが徐々に優勢となった。上海総合指数は前場終了間際に上げに転じると、後場にかけて安定的に推移し、本日の高値付近で引けた。上海市場は5割半ほどの銘柄が上昇した。一方、深セン市場は上昇銘柄が4割半、下落銘柄が4割だった。エボラ出血熱の感染拡大を受け、医薬関連の銘柄が大幅高。原油相場の下落を受け、航空株が堅調。香港と上海の株式クロスボーダー投資を認める「滬港通」(上海・香港ストック・コネクト)が今月27日に始まる見込みという消息筋情報が流れ、証券株も買われた。
上海B株市場は7割半の銘柄が上昇した。B株市場でも医薬株が堅調で、上海神奇製薬(900904.SS)が上昇率1位の3.07%高。また、原油安を好感し、海南航空(900945.SS)が同2位の2.73%高。一方、14年1-9月期決算が大幅増益となる見通しを発表した山西省国新能源(900913.SS)だが、0.22%安で引けた。
深センB株市場は6割半の銘柄が値上がりした。約4カ月ぶりに売買を再開した深セン中冠紡織印染(200018.SZ)がストップ高。すべての資産・負債を手放し、海外などで建築事業を展開する企業を傘下に収める資産交換を発表。事業内容が大きく変わることが材料視された。14年1-9月期決算の見通しを発表した銘柄では、大幅増益の長安汽車(200625.SZ)が2.86%高、無錫小天鵝(200418.SZ)が1.67%高、広東高速道路(200429.SZ)が1.36%高、東旭光電科技(200413.SZ)が0.44%高。重慶建設摩托車(200054.SZ)は赤字拡大見通しだが、軍需産業の再編期待から2.90%高。一方、深セン中国自転車(200017.SZ)は黒字転換見通しだが、材料出尽くし感から売られ、下落率1位の2.89%安。南山電力(200037.SZ)は赤字継続見通しから、同2位の1.57%安。赤字転落見通しの深セン国際企業(200056.SZ)は0.60%安だった。(中国部・千原)
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