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【9月19日の香港市場】
2014.09.19 18:45
主要指数はハンセン指数が前日比0.56%高の2万4306.16ポイントと、小幅ながらも反発した。一方でH株指数は0.14%安の1万783.33ポイント、レッドチップ指数は0.11%安の4677.16ポイントと、いずれも小幅に続落。メインボードの売買代金は概算で947億2100万HKドルまで膨らみ、前日に比べて約35%も増加した。
米国の早期利上げ観測の後退を受け、前日のニューヨーク市場ではダウ平均が4日続伸。過去最高値を更新した。外部環境の改善が進み、週末の香港市場ではハンセン指数が堅調に推移。前場で一時的にマイナス圏に沈む場面もあったが、後場はスコットランド住民投票での独立案否決を手がかりに持ち直し、プラス圏で引けた。中国人民銀行(中央銀行)による5000億元規模の流動性供給は実施済みとあらためて報道されたことも、全体の地合いを支えた。一方で、中国経済の先行き不透明感も燻る状況。9月のHSBC中国製造業PMI(速報値)の発表を来週に控えて本土系銘柄が軟調に推移し、H株、レッドチップの両指数は結局、小安く引けた。
スコットランドの独立回避を受けて英国経済への懸念が後退。これを受け、同国に本拠を置くHSBC(00005.HK)が1.69%高と買い戻され、ハンセン指数の上昇に寄与した。米国の早期利上げ観測が和らいだことから、香港・マカオの地場系銘柄が堅調。特に割安感が鮮明なマカオのカジノ株に押し目買いが入っており、サンズチャイナ(01928.HK)が3.59%高、銀河娯楽(00027.HK)が3.00%高と、昨日に続いてハンセン指数構成銘柄の上昇率1,2位となった。AIA(01299.HK)が2.39%高、香港交易所(00388.HK)が1.13%高、中銀香港(02388.HK)が0.39%高と、香港系の金融株もしっかり。国務院が気候変動対応の行動計画を最終承認したことを受け、環境・新エネ関連の銘柄も堅調だった。華電福新能源(00816.HK)が5.22%高、国電科技環保(01296.HK)が4.19%高、中国電力新能源(00735.HK)が3.77%高、東江環保(00895.HK)が2.09%高。
一方、原油相場の続落が響き、石油セクターが下落。中海油田服務(02883.HK)が1.18%安、中国海洋石油(00883.HK)が1.12%安、中国石油天然気(00857.HK)が0.37%安などとさえない。内需関連株も低迷し、乳業大手の蒙牛乳業(02319.HK)が1.95%安でハンセン指数構成銘柄の下落率1位。食品大手の康師傅(00322.HK)が同3位の1.83%安と売られた。地方都市を中心とした不動産引き締めの緩和にもかかわらず足元の住宅市場は低迷しており、本土系デベロッパーが下落。越秀地産(00123.HK)が2.59%安、緑城中国(03900.HK)が1.86%安、中国海外発展(00688.HK)が1.17%安と売られた。(中国部・畦田)
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