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【9月19日の中国本土市場】
2014.09.19 17:47
主要指数はまちまち。上海市場はいずれも3日続伸し、上海総合指数が前日比0.58％高の2329.45ポイント、A株指数が0.58％高の2438.64ポイント、B株指数が0.16％高の262.31ポイント。深セン市場はA株指数が3日続伸し、0.92％高の1348.62ポイント。B株指数は3日ぶりに小反落し、0.05％安の970.47ポイントだった。両市場の売買代金は概算で3034億元となり、前日とほぼ同水準だった。
上海総合指数は寄り付きから前日終値を挟んで一進一退となり、前場の中盤から下げ幅を広げた。だが、2300ポイント割れが意識されたところで反転。後場に入ると上げに転じ、その後も堅調に推移。本日の高値付近で引けた。両市場いずれも上昇銘柄は全体の6割半だった。5000億元に上る中国人民銀行（中央銀行）による短期流動性ファシリティ―はすでに実施されたという報道に加え、昨日の売りオペで落札利回りが低下したことなどが、地合いの改善につながったもよう。セクター別では、中国が開発している大型旅客機C919の組み立てが進んでいるという報道を受け、航空株が堅調。甘粛省の国有企業改革が発表され、関連銘柄も買われた。李克強首相が上海自由貿易区の物流会社を視察し、長江デルタ地域の地場系銘柄も堅調だった。
上海B株市場は7割近くの銘柄が上昇したものの、時価総額の大きな内モンゴル伊泰石炭'B'（900948.SS）が下落率2位の0.89％安と続落し、上海B株指数の重荷となった。また、昨日まで続伸していた丹化化工（900921.SS）は利益確定売りに押され、本日は下落率1位の1.43％安。一方、昨日の上昇率1位だった上海大名城（900940.SS）が続伸し、本日は同2位の4.60％高だった。
深センB株市場は上昇銘柄の方が多かったものの、時価総額の大きな自動車株がそろって軟調だったことで、深センB株指数はわずかに下落した。江鈴自動車（200550.SZ）が1.41％安、長安汽車（200625.SZ）が0.48％安。一方、昨日まで続落していた深セン中国自転車（200017.SZ）が反発し、本日は上昇率2位の5.47％高。昨日の上昇率1～2位に並んだ酒造株はそろって続伸し、張裕葡萄酒（200869.SZ）が2.91％高、安徽古井貢酒（200596.SZ）が1.02％高だった。（中国部・千原）
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